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2021年10月の記事一覧
忍者屋敷の秘密(進化の歴史~第51話~)
カエデは、忍者のあとを追いかけて、こっそりと屋敷の中に忍び込みました。
すると…
忍者たちが集まって、何やら相談しているじゃありませんか。
真ん中には大きなモモが…
壁には、初代頭領の絵まで飾ってあります。
カエデ「な~んだ。これ、あたしが作った忍者軍団じゃないの」
忍者A「なにやつ!?」
カエデが発した独り言が聞かれてしまいました。
選択肢
→ 仕方がない。忍者たちの前に姿を現
三つ巴の戦い(進化の歴史~第52話~)
「しょうがないか…」と、カエデは忍者たちの前に姿を現しました。
忍者B「怪しいヤツめ」
カエデ「コイツ、桃太郎でしょ」
忍者C「なぜ、我々の初代頭領の名を!?」
カエデ「だって、あたしの家来だったんだもん」
忍者A「伝説にある。数百年前、我ら伊賀忍者が生まれる以前、1人の女王が全てを支配していたと…」
忍者C「では、まさか本物の…」
忍者たちは、事の顛末を話して聞かせてくれました。
働かなければ、食べてはいけない!(進化の歴史~第53話~)
「あたし、そういうのは、もうやめにしたのよね」と言って、カエデは忍者屋敷を出て行きました。
「あ!ちょっ!待っ!」と言って、忍者の1人が追いかけてきます。
ちょうどそこに、ぽしとたぽしがやって来ました。
ぽし「忍者も見失っちゃったし、元の時代に帰ろうか…」
たぽし「そうね。ムシャムシャ…おいしいお団子も食べられたし。ムシャムシャ…」
ぽし「じゃあ…タイムマシーンモード、オン!」
ぽしと
巫女巫女ファッションデザイナー(進化の歴史~第54話~)
カエデは散々迷った末に、神社で巫女として神に仕えるコトにしました。
それに加えて、合間に女性の服を仕立てます。
現代でいうところのファッションデザイナーですね。
そんなある日、神社に怪しい男がやって来ます。
「我こそは、陰陽師『安倍千兵衛』である!」
安倍千兵衛「神主は、ご在宅かな?」
カエデ「なんだ、コイツは…」
選択肢
→ 怪しいヤツ。無視する
とりあえず、話だけ聞いてみ
近隣の村を荒らして回る龍(進化の歴史~第55話~)
無視するとお話が進まないので、とりあえずカエデは安倍千兵衛の話を聞くことにしました。
安倍千兵衛「いや~、実は『近隣の村に龍が現われて、暴れ回って困っている』という依頼があって。一緒に龍退治に誘いに来たのじゃ」
そこにちょうど神社の神主さんが帰ってきました。
神主「よう!千ちゃん!どうした?」
安倍千兵衛「よう!ひさしぶり!龍退治行かね?」
神主「ああ、おもしろそうだな!けど、最近ちょっ
陰陽師vs野生の龍(進化の歴史~第56話~)
「ここは1つ様子見でいくか…」と、カエデは思いました。
ところが、陰陽師である安倍千兵衛は、気合いをためると、容赦なく龍に斬りかかっていきます。
それでも、龍の力は凄まじく、安倍千兵衛は吹き飛ばされてしまいました。
「次は、お前の番だな」と言って、龍はカエデに向かってきます。
カエデは自ら反撃することなく、防戦一方です。
ガード!ガード!ガード!
ガンジーのごとく、龍の攻撃にひたすら耐
太古の記憶(進化の歴史~第57話~)
龍「この感じ、懐かしい…」
カエデ「あたしも、遠い昔に同じ経験をしたコトがある。6000万年以上も前に…」
龍は、遙か昔のコトを思い出しました。
カエデも、その頃のコトを思い出していました。
カエデ「お前!あの時のヘビだったのか!」
龍「あんたこそ!あの時のバケモノ!」
ふたりは、共に再会を喜び合いました。
龍「世界が寒冷化し、オレは冬眠し、再び目が覚めた後…山で1000万年。川で1
野生の龍、陰陽師に動きを封じられる(進化の歴史~第58話~)
安倍千兵衛「オン、オン、ソワカ!オン、ソワカ!オン、オン、ソワカ!オン、ソワカ!」
安倍千兵衛「臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前!」
呪符は龍の動きを封じます。
安倍千兵衛「どうだ、動けまい。では、ゆっくりとトドメを刺させてもらう」
その瞬間、カエデはサッと前に飛び出しました。
安倍千兵衛「貴様!何を!?」
一閃!
カエデは龍の動きを封じていた呪符をズタズタに斬り裂きました。
「
陰陽師、燃ゆ(進化の歴史~第59話~)
「何やってんのよ!早くコイツをやっつけて!」と、戦いながらカエデは叫びました。
「オッシャ~!まかせな!」と声を上げると、龍は口から獄炎の炎を吐き出します。
「アチチチチ!」
安倍千兵衛は服に炎が燃え移り、慌てて逃げ出していきました。
龍「助けてくれて、ありがとよ!」
カエデ「こっちこそ。そうだ!よかったら一緒に江戸で暮らさない?」
龍「このなりで、街で暮らすのは無理だ」
カエデ「そ
黒船来航!開国を迫るペラー(進化の歴史~第60話~)
カエデは、神社で巫女として仕えるかたわら、着物の仕立て師としても活躍します。
そんなある日、江戸の港に巨大な船がやって来ます。
黒船の来航です!
お侍さん「『火事とケンカは江戸の花』ってな」
江戸の住民「しかし、さすがにコイツはお天道様も驚きのデカさだぜ!」
異変や事件大好きの江戸っ子たちに混じって、カエデは黒船を見に行きました。
すると…
船の中から外国人が出てきました。
ペラー
さらば、江戸の街!(進化の歴史~第61話~)
ペラーは強引に開国を迫ってきます。
「カイコクシテクダサイヨ~」
ペラー「カイコク!カイコク!サッサト、カイコク!」
カエデ「うっせ~わ!」
…と叫び、ついつい手が出てしまいました。
ペラー「オ~!ワタシガ、カイコクサレチャイマシタ~」
ペラーを吹っ飛ばしたカエデは、黒船に乗り込みます。
さらに、江戸中で暗躍する忍者軍団をまとめて、黒船を乗っ取りました。
さらば!江戸の街!また会う
シカゴの青年(進化の歴史~第62話~)
忍者軍団と一緒にアメリカ大陸に渡ったカエデは、黒人奴隷を開放し、南北戦争に参加したり。
西部開拓時代には、大草原に小さな家を建てて暮らしたりしました。
一緒に連れて行った忍者軍団は、移民としてアメリカの大地になじんでいきます。
時は巡り…
1920年代のシカゴ。
ひとりの青年が、街中に立っています。
選択肢
→ 青年は、お酒が大好き。
お酒なんて一滴も飲めない。
どちらかを選
ナイ・カモネと禁酒法(進化の歴史~第63話~)
青年の名は「ナイ・カモネ」
ニューヨークからシカゴにやってきたばかりで、この時点では無名のチンピラに過ぎませんでした。
ちょうどこの時代、アメリカでは「禁酒法」という法律が施行され、人々は自由にお酒を飲むことができなくなってしまいます。
ところが、禁酒法とは名ばかり。みんな、陰に隠れて酒盛りをしまくっていたのです。
そこで一役買ったのが、マフィアでした。ドンドコお酒を密造し、裏酒場に流通さ
密輸と密造の嵐(進化の歴史~第64話~)
ナイ・カモネは考えました。
「禁酒法時代において、酒の取り引きは間違いなく儲かる。さて、そこで問題だ。酒を造るのと、海外から運んでくるのと、どちらが安全かつ効率的に儲かるか?」
散々迷った末、両方やることにしました。
思い立ったが吉日。さっそくナイ・カモネはボロい安物件を借りてくると、樽などの道具をそろえ、人を雇って酒の蒸留を開始します。
な~に、人手はいくらでもありました。なにしろ禁酒法