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チョコレート と カドミウム

知らなかった………
少し 引用で 綴ります

チョコレートに含まれるカドミウムの国際基準値は緩めに設定されている
土壌内のカドミウム濃度が地域で異なることが一因だ!
だが現在進行中の訴訟がそんな現状を打破するかもしれない …

CODEX(コーデックス)という言葉を聞いたことがあるのは食品業界関係者以外にほぼ居ないだろう!
国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)が合同で作った国際的な食品規格のことで政府間機関のコーデックス委員会が審議の上、食品に含まれる有害物質の最大基準値を決める
その1つが重金属のカドミウムだ!
カドミウム濃度の高い食品を長年摂取すると腎臓に障害をきたす可能性があり発がん性物質としても知られる……

そしてチョコレートは自然と高濃度のカドミウムが含まれてしまう珍しい食品の1つだ!
ラテンアメリカの一部地域の土壌には有毒な重金属が比較的多く存在することが知られ、それが最終的にカカオ豆にも蓄積されるからだ
スイスはカカオ豆の20%をこの地域から調達している

2014年コーデックスの食品汚染物質部会(CCCF)はチョコレート・カカオ由来製品の基準値策定に関する作業を行うことを決定
8年の歳月と数回の交渉の末、2022年にさまざまなカカオ由来製品に関する最大基準値を策定したが、懸念は残る!

基準値を決めるにあたり土壌中のカドミウム濃度が高いラテンアメリカ諸国は自国農家のカカオ豆輸出を保護する為により緩やかな値を求めていた一方、自国民のチョコレート消費量が極めて多いスイスと欧州連合(EU)は、より厳格な基準値を訴えた!最終的には、ラテンアメリカ諸国に軍配が上がった ………

スイス連邦内務省食品安全・獣医局(BLV/OSAV)の担当者はswissinfo.chの取材に「コーデックス規格は加盟国へ自主適用を促す勧告ではあるが多くの国では国内法の土台になっている
だがスイスは異なる!EUやノルウェーのように、チョコレートに含まれるカドミウムの最大基準値はより厳しく設定されている」と電子メールで回答した

つまりEU、スイス、ノルウェーのチョコレートは、2019年に施行されたより厳格な規則のおかげで比較的安全といえる!!!

他の国はそうではない
コーデックス規格を参考にはしているが自主適用にとどまる
欧州以外ではオーストラリア、ニュージーランド、ロシア、南米南部共同市場(メルコスール)地域だけが、チョコレート製品中のカドミウム濃度の上限を何らかの形で公式に定めている
だが、どれもEUの規則より緩い……

米国の消費者情報雑誌コンシューマー・レポートは昨年12月、米カリフォルニア州(国内の州では唯一、カドミウムの1日最大許容量を4.1マイクログラムと定める)で販売されている28種類の板チョコレートを調査した!
それによるとスイスのチョコレートメーカー、リンツ&シュプルングリの製品(リンツ・エクセレンス・ダークチョコレート70%カカオ)を含む13種に許容レベルを超えるカドミウムが含まれていた……この検査結果にもかかわらず同社は消費者へのリスクはないという……

リンツ&シュプルングリの広報担当者はswissinfo.chの取材に「コンシューマー・レポートの調査で引用された当社製品は全て、厳格な品質と食品安全の要件を満たしており安全に消費できる」と電子メールで回答した

誰もがこれに納得しているわけではない
消費者の健康と幸福を無責任に無視している として、同社米国支社を相手取った集団訴訟が今年1月10日、カリフォルニア州北部の地方裁判所に起こされた。原告は陪審員裁判を求めている
コンシューマー・レポートの調査で高濃度のカドミウムが検出されたハーシーズ、マース、ゴディバ、トレーダージョーズなども、現在集団訴訟を起こされている……

この法的措置がきっかけで世界中のチョコレートメーカーがカドミウムや鉛など重金属の濃度を製品ラベルに記載するようになるかもしれない
そうなれば消費者は十分な情報を得た上で判断できるようになる
by.swissinfo.ch より

カドミウム……… まぁ、Wikiで 調べて下さいな

国立がん研究センターによると、食品に含まれるカドミウムの長期摂取と、癌発症のリスクには明確な関連が見られないことが分かった
研究では、9府県の男女約9万人を対象に、喫煙や飲酒など、他のリスクを除いて、カドミウムの摂取量とがんの発症を調べたところ、相関は認められなかった。その理由として、食品に含まれるカドミウムの量が少ないことと、吸入ではなく摂取であることが考えられている……とは記載されてます

でも 気には なりますよね!
カドミウムと鉛……… ちょっと知らなかった

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