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【シャニマス考察】涅槃寂静の極地へ至る【黛冬優子】


待ちに待った冬優子の2周目PSSR「アンシーン・ダブルキャスト」。

美しい水着もさることながら、サイバーパンクと和を織り交ぜたフェス衣装もやはり最高ですよね…。
そして何より今回のコミュも、アイドルとしての成長というより、その生き様をGRADに引き続き見せつけられたようなお話でございます。

これでストレイ2周目が出揃ったわけですが、実は今回の衣装である「隠匿シンギュラリティ」と思い出アピール演出には、深いテーマ性が隠れておりました!

ズバリ、「三法印」と呼ばれるものでした!

簡単に言えば仏教の教えの三本柱といったところでしょうか。

①諸行無常 
「すべての現象(形成されたもの)は、無常(不変ならざるもの)である」
②諸法無我
「すべてのものごと(法)は、自己ならざるものである」
③涅槃寂静
「ニルヴァーナは、安らぎである」

この3つの教えが、それぞれアイドルの人物像と衣装、演出と深く関連しているんです!

今回はその中でも③涅槃寂静に対応する冬優子についてお話していきます。


まずは以下の画像をご覧ください。

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上の画像を見ていただけると分かる通り、演出中には

・Nirvana
・The Butterfly Dream
・A world of impermanence

というワードが登場します。

この中でも最初のNirvana(ニルヴァーナ)が特に重要で、訳すと
「涅槃(ねはん)」という言葉になります。
これは仏教における極地のひとつで、欲や怒り、妬みなど一切の煩悩の火を吹き消す悟りの境地とされています。
この涅槃が、三法印のひとつである「涅槃寂静」に対応するというわけです。そしてこの涅槃という極地、GRADを乗り越えた冬優子の生き様や考えそのものだったりします。

出会いからWING編や感謝祭編とありましたが、それらを経てからの冬優子はアイドルに対して真っ直ぐ真摯で、どんな困難や強敵がいたとしても、自分こそが1番だと信じて疑わず突き進む彼女らしさを、迷いのない境地として表現しているのかもしれません。

また、この内容は思い出演出中にもバッチリ表現されております!

それがこちら。

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翁面を被った冬優子の影を真っ二つにするシーンですが、まんま迷いを断ち切っているのでしょうね。時々見え隠れしていた冬優子の弱い部分がこの影なんだと思います。


そして2つ目の「The Butterfly Dream」。訳すと「胡蝶の夢」となります。

胡蝶の夢とは、蝶になる夢を見た時、はたして今の自分は蝶が見てる夢なのか、それとも人で蝶の夢を見ていたのか…みたいな話ですね。
これの大事な部分としては、簡単に言うと「どちらでも自分には変わりがないのだから、本質を見失わず大切にしましょう」って事です。
カンの良い方はお気付きでしょう。そうです、「冬優子」と「ふゆ」の事なんですよ!
プロデューサーやメンバーに見せるホントの姿と、ファンや他人に見せる姿。両方とも自分だという本質を捉え受け入れた彼女を表すのにこれ以上ないワードです。

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そして最後の「A world of impermanence」。

訳すと「無常の世界」。すべての物事は変化し一定ではない、といった意味になります。これは彼女たちがいる芸能界の厳しさを表しているんだと思われます。
というのもイベントコミュ「アジェンダ283」にて、これの核心となるシーンがありました。

ごみ拾い中、昔のアイドルのCDを見つけたシーンです。

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どんだけ人気になっても、売れても、いずれはこうやって捨てられてしまう、そんな移り変わりが激しい芸能界。そんな無常の世界にいながらも、冬優子は上記のように言っています。


以上が演出の内容でした。

演出ひとつひとつ取っても、冬優子のこれまでの生き様のようなものが表現されており、また今までを振り返れるような内容になっておりました。

次は愛依ちゃんとあさひの内容も読み解いていきたいですね!

以上。

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