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2月9日:若き教育者への体育会系なエール

おはようございます。

法務教官時代に比べて圧倒的にアウトプットの量が減りまして…全体的にゆるやかに生きているへいなかです。

塀の中では、僕のアウトプットの先は常に悪ガキたちでした。彼らがほかの誰よりも早く僕のアウトプットを受け止めてた。SNSでの発信は、そこで生まれたものばかりだ。

放デイでは、言葉によるコミュニケーションの量も質も半分以下なので、いろんな意味で課題が多いです。

さて今日は…

4月から教壇に立つ人を含め、若き教育者たちへの僕なりのエールを。ゴリゴリに体育会系で暑苦しい内容になると思います。ぜひ汗ふきタオルを片手にお付き合いください。

・・・・・・・

1)改めて考える「理論」の矛盾

常々言っていることだけど、心理学も教育学も、所詮はただの学問です。せいぜい200年くらいの歴史しかない。

学問としてのそれらの歴史に比べれば、人間の心や教育という営みの歴史ははるかに永く、多様だ。

人間の心はここにずっとある。

人が二人以上いればそこに社会は存在し、社会があればそこに教育的な営みは必ずあった。

その悠久の営みに対して、統計と実験を繰り返してあとづけで筋の通った理屈を組み上げたのが心理学や教育学だ。そういう意味で心理学も教育学もくだらない。

それは郷土料理を栄養学的に語るのと似たようなもので…「本当の価値はそもそもそこにはねぇだろ」って話。

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放デイのスタッフをしながら、わが子の非行に悩む保護者からの相談に応じたり、教員等への研修などを行っています。記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。