ケンカしがちな子どもたち。どう介入する?
先日、学童の先生からこんな⇩相談をいただきました。
あるあるですよね。
少年院でも放デイでも
中学校でもよくあります。
せっかくなので僕の考えなどを書いていきます。全部書くと長くなるので今日は根本的なスタンスのところだけ。
みなさんは兄弟いますか?
いる方は、兄弟喧嘩してましたか?
僕は男三人兄弟で、10代前半までは毎日のようにケンカしてました。(今はめっちゃ仲良しです)
兄弟喧嘩のきっかけってほんと些細なことですよね。今考えると「なんでそんなことでケンカすんの?」って感じ。
んで…
じゃケンカしないためにどうするかというと…「別々に過ごす」が一番手っ取り早い。それぞれの部屋にいれば基本的にケンカは起きないわけです。
ですから「お互いに関わらないよう伝える」はまちがいではありません。少なくとも、応急処置としては有効。僕もよくやります。
ただ…
それってつまり「顔合わせたらケンカになる」という状態は1ミリも変わってないんですよね。本質的な解決にはなっていない。
学童や自宅のような限られた環境では、どれだけ気をつけたって顔を合わせる瞬間はある。「顔を合わせる=ケンカ」という状態では、安定的な共同生活は送れません。
原則として顔を合わせる機会を減らし、関わらないよう心がけつつも、「顔を合わせてもケンカにならない」をめざすことが必要です。
つまり…
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放デイのスタッフをしながら、わが子の非行に悩む保護者からの相談に応じたり、教員等への研修などを行っています。記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。