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かくれんぼ

暗い部屋で時は過ぎた
溢れるほど見つめた 僕と僕
近い未来 遠い未来
距離を図れるほど 大差はない
闇雲に飛べばいい 誰かがそう言って
またその一歩を 踏みはずそうになった
ランプを灯せど かろうじて照らすのは
また僕に戻るための 一本の道だけ
神様にお願いをしても
大したことはないだろうと
足蹴にされるだけ
それならば祈る筋合いもない
新しい朝に復活を遂げる 夜を越えて
また少し先の未来が
顔を出しては かくれんぼ



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