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ひとつだけ

やがて積もる雪は誰かの思いを
無視して消え去ろうとする

永遠みたく感じた時間は
あくまで一夜城に過ぎない

知らない誰かの足跡が
君のだったらいいな

忘れたままの秘密が
すごく静かに身体に染み込んで

また会えるかな?なんて考えてると
温かい場所を想像したくなる

屋根の上から滑り落ちる雪と
同じスピードでいい

たまに急いだりして
たまに忘れたりして



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