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明るい窓に朽ちる世界

私は私の自慢ばかりで顧みない
私を自慢するあなたに私を見せたい
あなたは世界が終わった様な顔で
私のことを見ていない
だから私は高らかな笑みと手振りで
いかに凄いかをパフォームする
笑みは多種多様あるはずなのに
その時は1種類としか思えない
私は息継ぐ間もなく喋り終えると
コーヒーで喉を落ち着かせる
悲しみの空気が渦巻いていても
香りも雰囲気もカフェインで霧消する
ああやってしまったなと
気づく日は来ないまま
私たちは疎遠になってしまった




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