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シーツ

あなたに奪われたままのシーツの
裏側に隠れて眠ってた
しつらえた花は枯れていて
しばらくそのままでいいと思った
地下鉄のにおいがここまで来てる
どこかで手を振った記憶は
繰り返されていつのまにか
星屑みたいに遠い
あなたに話しかける時はいつも
難しい顔が消えたあとで
そこまでの距離がおかしくて
笑っていたこと思い出した

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