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読書記録Vol.69『コーチ!はげまし屋・立花ことりのクライアントファイル』青木祐子・著

青木祐子さんの
「コーチ! はげまし屋・立花ことりのクライアントファイル」
を読みましたーーー!

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<心に残ったフレーズ>

生活のためには働かねばならないが、誰かに使われて働くのは性に合わない。出世欲も野心もない。恋愛や結婚への興味もない。これは妙齢の女性としては詰みではないかなどと思いながらサイトをさまよっていたら、楠木はげまし事務所のページを見つけたのだ。

主人公のことりちゃんが
コーチを始めるきっかけを
書いた描写なんだけど、

思い当たる節がありすぎて
痛かった。。。
(あ、恋愛や結婚に興味はあります笑)

安奈は何がやりたいのか具体的には思い描いていない。無理だと何回も繰り返した。自信がないのである。そのくせぼんやりとした憧れだけはある。

これは、クライアントの一人の
ポリアンナちゃんについての描写だけど
こっちも痛い。

青木さん、妙齢の女子を
ぐさぐさ刺しにきてる
と思いました。笑

「そりゃ仁政くんと、ことりちゃんが呼び込んでるんですよ。良い鍋にぴったりなのは良い蓋なの。人はね、ここならOKと思ったところにたまっていくもんなんですよ」

事務所のクライアントさんに
アンビバレントな人が多いことについて
所長より。

人は、ここならOKと思ったところに
たまっていく。という
動物の生態のような言い方が
よかった。

会社とかコミュニティも
そうだよね。
「ここならOK」って思ったところに
ストレスなく長くいられる。

何かをやりたいのではなくて、新しい肩書きが欲しい。肩書きを得るためのほうが目標はたてやすいが、やりたいから、のほうがモチベーションが持続する。

あー。
これも、やってしまう。
「仕事ができるようになりたいなら
 仕事をやれよ」
と自分につっこみながらも
どうしても肩書きとかの方が
わかりやすいからひかれてしまう。
わたしの場合は主に資格だなぁ…

<感想>

楠木はげまし事務所とは
ちょっと方向性は違うものの、
昨年から継続的に
コーチングを受けている。

コーチングを受けていて
得られたものは計り知れず
言葉では表現しきれないけれど

この本とも共通する部分は

・誰かが自分のことを見ていてくれる安心感
・客観的になれる
・自分をチューニングできる

かな、と思った。

あと、この本の
クライアントさんの描写で

そうか、ことりも楽しいのか。詩織は少しほっとした

というのがあって、
これわたしも思うなーーーって
共感した。

あくまで、
「わたしが受けているコーチング」
なんだけど。
それでもやっぱり
コーチも楽しかったらいいなって思うから
楽しんでくれるコーチに出会える
クライアントは幸せだなって思う。

<最後に>

このお話、主要な登場人物の
過去がミステリアスなままなので
続編やスピンオフがあったら
ぜひ読みたいなと思いました。

みほ

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