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ウツロー「はじめまして」前編

わたしがウツローと共に生活するようになったのは、約2年前。もうじき3年目を迎える。
時の速さをガチで実感する。こわ。

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出会いは突然

わたしのメンタル疾患の発症理由はまあまあ色々重なったのと、以前からの家族内のゴタゴタ、身内がお亡くなり、そして聴覚過敏のくせに1番働いてはいけないような場所で腰掛け就職、更にお客様の質がまあまあよろしくないということによる接客ストレスと理不尽な要求への対応などなど、挙げればキリがないかもしれない。
(ちなみにわたしが腰掛けしたのは、前職の会社がコロナ倒産したせいなのだけど…まじしんど)

「体が重すぎる」

その腰掛け就職先でかれこれ半年ほど働いたある日だった。
朝起きられなくなった。
わたしは主治医も認めるゴリゴリの低血圧人間、その頃もそれは自覚していたし、いつものねハイハイくらいのあれだった。
でも、どうにも起きられない。この感覚を表現するのはまあまあ難しいが、強いていうなら『寝たばかりの夜中に叩き起こされて頭も体も起きませんよ〜』って感じ。※感じ方は人それぞれ。
そしてとにかく体も心もばちくそ重い。体重とかそういうのじゃなくて、重力的に重い。

当初はかなり無理をして起きていたし、食欲も減るばかり、最終的には朝ごはんを食べながら泣いていた。
この頃から胸やら喉に何かが詰まっているような違和感(これを通称ストレス玉という)と、出勤する頃になると異常に動悸がし、不安に襲われるようになっていた。

「これはおかしい、ぜったいやばい」

頭の中ではぐるぐるしていたが、すぐに行動に移せない。なにせシフト制、休めば迷惑がかかるという今思えばなかなかの真面目さん♡というくらいの責任感の塊を発揮していた。
が、どんどん状態は悪くなる。
勤務中のくそ忙しい時間帯のレジでパニックが出てしまうまでは…。

「今自分は何をしてるんだろう」
「こんな状態になってやらなきゃいけないことって何?」
「こんなに苦しいのに、笑顔で居なきゃいけない意味がわからない」

頭に浮かんだ言葉もさておき、パニック起こしていたわたしは、とんでもなくおかしな表情をしていたそうだ(「目つきがやばいよ!大丈夫じゃないでしょ!?」先輩スタッフ談)。
その日は体調不良で早退、家に着いて安心したのか母親に抱きついて大泣きした。
それからは謎の腰痛(立ってるのがしんどいレベル)、謎の眩暈、謎の耳鳴りなど多数の謎を体は引き起こしてくる。
自律神経がぶち壊れ始めていたのだろうか。今となっては分からない。

そして、ついに泣きながら車で出勤、勤務先についてもどうしても車から降りられず泣く泣く泣く。そんな日々を繰り返す。
そこで、ふと自分は相当やばいのでは?とようやく気付く。
即精神科に電話(行動力を突如発揮)。
が、予約は1か月先。これでは死んでしまう。すぐさま精神科に通院していた友人に連絡して、彼女が通う病院を教えてもらった。
ひとまず電話してみる。断られるのか?どうなのか?とハラハラしたが、どうやら予約なしオッケーのすばらしい病院だった。

初めましての精神科

都合よく翌日は休みで、即病院。
精神科に通うことに抵抗がある方もいるだろうが、わたしの中にそんなものはすでになく、この苦しさから救われるならなんでもいいと思っていた。
先生(今の主治医)は初診ということもあるのか30分近く話を聞いてくれた。
その段階では診断は明確に示されなかったが、ひとまずお薬を処方していただき、初めての精神科を終える。なんだか優しくてホッとした。
初めての精神科、そして今もお世話になっている先生、ここでよかったと心から思っている。

しかし、わたしはこの段階では診断上まだうつではなかったのだ(主治医後日談)。

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