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【コロナ影響】建設業界の今【僕が言いたいこと】

皆さんこんにちは
Heekunです。


初めて本職に関わることを書くので
少し緊張気味です。

ですが、現状をしっかりお伝えさせていただきます。
要所要所に、ご自宅などの建設をお願いしている
お施主様(お客様)への思いやお願いを
最後には
自分の考えや皆さんにお伝えしたいことを書きました。

たかが24歳、青二才のガキの文章ですが
最後までお読みいただけると幸いです。


■はじめに…

現在、コロナウイルスの影響で
経済は混乱し、様々な業界で様々なことが起こっています。

建設業界も影響を受け、大打撃を食らっています。

その中で、僕らの建設業界に携わるものの
苦悩や努力などをわかってもらえると嬉しいです。

◇注意◇
この記事に書いていることは代表的なもので
あくまで一部でしかありません。
ほんの一部にすぎません。
他にも様々な影響を受けています。


■納期遅延の発生

日本は様々な生産を中国に頼っています。

建設業も同様、多くのものを中国で生産しています。
その結果、今回の騒動で
建材や設備機器に納期の遅れが発生しています。

その中でも特に「トイレ・キッチン機器」
大きな影響を受けています。


トイレのシェアNo.1の
「TOTO株式会社」では
現在、このような状態です。

新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大・長期化しており、部品供給会社からの部品供給に遅延が生じております。
このため、弊社商品の一部の生産に遅れが生じております。
ご関係の皆様には多大なご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。
<3月30日時点の状況>
部品供給会社の順次再開により、先日3月24日に洗面化粧台の納期が通常回復致しました。
3月30日時点の状況として、トイレ商品とキッチン商品においても、条件付きながら順次納期回復の目途が立っております。
詳細につきましては工事業者様へご確認いただけますようお願いいたします。
引き続き、回復に向けて全社を挙げて取り組んで参りますので、何卒ご理解賜りますようお願いいたします。
引用:TOTO株式会社(2019年3月30日 現在)

僕ら設計者は
メーカーや設備屋さんから情報をいただき
それを施主(お客さん)にお伝えしています。

それくらいしかできず、とても悔しいですが
今はこの「自分たちにできること」をよく考え、行動しています。


■工期延期

材料が、機器がないことには工事を進めることが出来ません。
その結果、工事期間を延ばすしかありません。
それもいつ納入するのか目処が立たないものが多いため、いつまで延ばすか、いつ竣工(工事が終わる)するのか分かりません。

そんな中でも施主(お客さん)は

「早く建てて」
「いつ終わるの」

そうおっしゃいます。

施主の不安感はとてもよくわかります。
僕らもできる限りのことはしますが
誰にもどうすることもできないのが現状です。

今はお互いの「協力」が必要です。


■着工延期・契約のキャンセル

契約が完了し、これから着工(工事を始める)というところでは
着工の延期が起こっています。

ほとんどの方に着工延期を
納得していただけてますが
この延期も目処が立っていません。
いつから着工できるかわかっていません。

そのため、中には納得できないという方もいらっしゃいます。
話し合いや協議を重ねる中で

「進められるだけ進めて」
「割引して」

と言われる方もいます。
こちらもそういった条件はなかなか厳しいため
その旨を説明すると
「契約のキャンセル」を言われてしまう場合もあります。

我々の仕事は建物を建てることです。
この仕事、実際の工事に何か月、何年も必要ですが
工事をする前にも何ヶ月、何年もの時間を必要とします。

土地へ出向いて調査し、条件を整理する。
施主の要望を聞き、設計に取り入れる。
しかし、行政との協議、指導により
その設計ではダメだと言われる。
それを施主に伝える。
その上で、再度調整・設計の修正をする。
それを再び行政へ。
問題ないと回答をもらう。
しかし、施主は
これは私の満足する設計では無い
と言われる。
そこで、さらに調整・修正をする。
それを施主に確認。了承を得る。
それを再度行政に確認。
前回と違う、それではダメだ
と言われる。
それを何度も何度も…

そうして、両社が納得、問題ないと認めたとき
やっと、ついに「工事のスタート地点」に立つことができます。

やっと立てたこのスタート地点で
「契約のキャンセル」を言い渡されてしまうと
「この数ヶ月、数年は何だったんだ…」
と、やるせない思いでいっぱいになってしまいます。

契約のキャンセル…
確かに、建物を建てるには何千万、何億ものお金を必要とし
そのお金を出すのは施主です。
だからこそ、不安であったり
憤りを感じることもあると思います。
誰が悪いわけではありません。
現状では仕方の無いことなのかもしれません。
だからこそ本当に悔しくなります。

僕らは皆さんの敵ではありません。
今は「納得」いただけると幸いです。


「僕の言いたいこと」

僕らは時に
「生産者」にも「消費者」にもなります。
だからこそ、お互いの立場・大変さ・気持ちがわかるはずです。

今は「自分たちにできること」を考え
お互いに「協力」「納得」
今を乗り越える。


僕はそう思います。


たかが24歳の拙い文章、説得力のない文章を
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
自分勝手な、自分の立場だけを考えた発言かもしれません。
それでも、一人ひとりが考え、行動すれば
あの頃に戻れる、あの頃以上の素晴らしい未来が待っていると思います。

最後までお読みいただき
本当にありがとうございました。

Heekun

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