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写真家、話題の牧野植物園に行ってみる

旅先の高知では、現在放送されているNHKの連ドラによる影響で植物博士、牧野富太郎に由来する植物園が大人気だった。

市内からもさほど遠くない五台山という低山の中腹にあり、四国のお遍路道からも行けるというので、ホテルから散歩がてら歩いてみた。遍路道というのは、四国88箇所の寺を巡る道のことだ。31番目のお寺である「竹林寺」と牧野植物園が並んでいるため、良い具合に両方をみて回れるのだ。写真はその道中。途中までは良い散歩道だったのだが、やがて田圃を越えると、お墓だらけの山歩きに。暗くて狭くて誰もいない山の小道。さすがに遍路道である。


遍路道にある田園風景


やがて登山道のような雰囲気に


巨大なビオトープは、まるでジブリの世界


さて、植物園に入る。

園内は平日にも関わらず大勢の人で賑わっていた(遍路道には誰もいなかったのに!)。それにしても素晴らしい施設である。まるで巨大なビオトープなのだ。この場所を理解してもらうにあたって、言葉は不要。ただ、写真を見てその素晴らしさを楽しむべきだ。だが、惜しむべきは、その写真がボクごときの作品では十全にその良さが伝わりきらないだろうという点だ。ぜひ、足を運んでほしい。NHKドラマを見ていなくても、楽しめますよ。


山の奥に見えるのが竹林寺

温室の世界観が好きすぎる

たっぷりと時間をかけて見て回って、まるでジブリ映画のように平和で美しい時を堪能させてもらった。その中にあって、他とはまるで異なる世界観を持つのが温室である。端的に言えば、ジャングルの植生を再現した場所なのだが、写真家目線で言えば、どこを切り取っても絵になる素敵な場所だった。熱帯地方の植物はダイナミックで、絵になるものが多い。

温室入口にある「みどりの塔」はデザイン性も秀逸なのでお見逃しなく。

みどりの塔。巨神兵に出会いそうです。

こちらの植物園、地元の人で歩いて行く人はほぼ皆無ということで、特別な事情がない限りは車でいくことをお勧めします 笑。

(おしまい)

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