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ベトナムで生野菜ふんだんな食事に刺激を受ける

「にんじんも残さずに食べなさい!」

子供の頃にお母さんから叱られたことはありません?
唐突にそんな記憶が頭をよぎり、一人昼食の後でにやにやしたのは、ベトナムはホーチミンの街中のとあるレストランでした。

香港→深圳→ペナン→シンガポールと進んだ2023年アジア旅の最後の拠点はホーチミン。初めての地で期待ワクワクでした。

一番ベトナムらしいと思ったのは、順当にだと思いますが、①活気 ②街中の公園などでのうらやましい程の緑、なのですが、実は一番刺激を受けたのは、③生野菜、です。
例えば、ガイドブック等に必ず挙げられる「バインセオ46A」。

「ベトナム版お好み焼き」
といった紹介がよくなされます。(Vietnamese Crepeも類似です)

レギュラー110,000VND(約¥660)
レギュラーがかなり量多め!
有名な観光スポット「タンディン教会」のすぐ近く

「皮の黄色はターメリックで卵は使われていない」といった説明もあります。外の皮は米粉。こんなにパリパリとさせるのが技術なのでしょう。中の具はえびと大量のもやし、豚肉。
それはともかくここでのポイントは「葉っぱ」です。
レタス、からし菜、各種ハーブがふんだんに添えられ、その葉っぱで「くるんで」食べる。
さすがに、お好み焼きやクレープを、葉っぱで包んで食べる発想はしないでしょう!この発想の源泉が非常に気になります。
葉っぱでくるむ。

そうです!他にもありました。韓国での焼肉。
新大久保のコリアンタウンエリアで焼肉を食べると、基本のセットで大量のサンチュが出てきて、同じようにくるんで食べるのが通常のスタイルです。しかも足らなければお代わりだってできます。この辺がいかにも野菜を大事にする韓国人気質が如実に現れています。ベトナムVS韓国!

葉っぱでくるむ。
それでは葉っぱなしで、バインセオや韓国焼肉を食べたら、どうでしょうか?
(実はバインセオ46Aで、近くの席で先に注文されていた女性二人客が葉っぱをほとんど残していたのが見えてしまい、余計なことながら気になってしまったのです)
バインセオは、多めの油で揚げ焼をするもので、どうしても「油感」が残りません?
個人的にも、年齢を重ね「油少な目」を意識しているからなのでしょうが、「大量の野菜でのすっきり感」
がとても気持ちよく感じるのです。

そうそう、ベトナムでは国民食の筆頭にも挙げられる「フォー」にだって大量の生野菜が添えられます。

有名チェーン店 PHO24

それでは、普段の私たちの食卓はどうでしょうか?
ひょっとすると、昔のおかあさんであれば、毎日叱ってばかりなのかもしれません。
外食はどうしても簡単にはいかないところがあります。また、余計なお世話ながら「ファーストフード」が日本の健康食の文化を侵食している危機感をずっと感じてきています。

それでも、家庭であれば意識はできます。

例えば下記「きれいを食べる」に目を通してみる。
「自分にだってできそう!」
そんな気になりません? 楽しんで、無理なく、健康食にいつの間にか慣れていく。

海外旅行を楽しむ。
中でも「食の楽しみ」は多くの人に大きなポーションになるのではないでしょうか。
ほんの少しでも、その地の食文化に刺激を受け、自分たちにできることを取り入れてみる。海外旅行の楽しみが更に深まるように思います。

「南洋中華」。ここにだって必ずその領域があるでしょうから、深めて行ってみたいと、決意が芽生えます!




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