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コロナ禍で"自由人"が増える?自分らしい働き方・生き方とは。【わたしに、フィット。】 ①

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スピーカー紹介


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【独立したきっかけ】

*動画の内容を文字起こしした記事となっています。動画も併せてご覧ください。


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石井愛子(以下、アイコ):女性起業家とか独立とか起業とかではなく、”何かやりたい”と思っている人に向けて、一歩踏み出すためのメッセージが届けられたらいいなと思って、素敵なゲストを3名お呼びしています。

私も含めて、この4人の共通しているところは、誰にも雇われていない人。つまり”自由人”(笑)。

”風の時代”に突入したというのもあるし、コロナ禍でワークスタイルやライフスタイルを見直すようになった今、こういう”自由人”が増えていくと思うんです。

今日ここにいる4人は、お仕事のジャンルや立場も違うけど、それぞれどうやって”自由人”をしているのか?そんな話を聞いてみたいと思います。

まずはお一人ずつ、簡単に自己紹介をお願いします。


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仙田忍(以下、シノブ):株式会社ルカコの仙田忍です。育児商品の販売をしていて、8年前にお小遣い5万円で起業しました。

育児をしながら自宅でスタートして、私自身が早く帰れる会社があればいいなと思い「昼2時に帰れる会社」というのを実現しています。

ママたちの雇用を増やしたいとの想いで、当初募集をかけたところ2週間で70名もの応募があり、この見た目の通り色々と私、ぶっ飛んでいるので一気に30名を採用してしまって(笑)今までに50名以上のママ雇用を産むことができています。

なので、最初は会社をつくりたい!と思っていたわけではなくて、色々なお困りごとを解決したいという想いがあって、自然と会社を経営している流れになっていました。


アイコ:シノブさんは、ピンクの髪の毛でこんな感じですが、2児の母です(笑)


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宮城万里奈(以下、マリナ) :わたしは、新卒でカルチュアコンビニエンスクラブに入社し、11年間務めていました。

蔦屋書店やT-SITEなど商業施設の企画や運営、販促などやってきて、約2年前、当時は大阪にいたのですが逗子に引っ越してくるのをきっかけに、退職をして独立をしました。

今は企業様のPRとか、人とプロダクトやサービスを繋げてデザインする、私はそれを”コミュニケーションデザイン”と呼んでいて、そんなことをやらせていただいています。


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中本千尋(以下、チヒロ):フードデザイナーという肩書きで活動しております。

簡単にいうと料理研究家みたいな感じなんですけど、昔大阪でカレー屋さんをしていたということもあって、スパイスの調合や、スパイスをテーマにしたプロダクト、エプロンや器など普段の生活が豊かになるようなプロダクトを作ったり、起業様のレシピ作成、ワクワクするようなお料理の動画配信をしたりしています。


アイコ:では早速、みなさんの独立のきっかけを伺いたいと思います。


チヒロ:私は、調理師免許が取れる短大に行っていて、そのあと新卒でABCクッキングスタジオに入りました。そこで3年くらい。そのあと、自分が通っていた短大の講師を4年くらいして、独立しました。

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シノブ:女性だから、そういった専門職に就く人多いですよね。私も実は、歯科衛生士とケアマネジャーの資格を取って、歯科衛生士を10年やっていました。


一同:えーっ!!!??


シノブ:資格を持っていれば、職に困らないかなと思って取った感じです。

私の雰囲気を見たらわかると思うんですけど、もともとがアスペルガーで、ADHDで空気読めない(笑)みたいなところがあって、会社員だけど毎日遅刻、毎日怒られていました。”子供じゃないんだから気をつけなさい”って。

会社員を10年やっていく中で、なかなかうまくいかなくて、じゃあどうしたらいいかって考えた時に、会社が何を求めているかを考えてみたんです。例えば利益とかだったり。

それを歯医者の先生に伺って、それを具体化するような、会社が潤って、お客様が喜ぶような仕組みづくりをやらせてもらっていました。

結果、予約も増えて、リピーターも増えて。思うとその時に接客業を学びましたね。

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喜んでもらえるような接客をしたり、どんな人がきているかを細かくメモしたり、今のルカコストア(自分のお店)に活かせているような気がします。歯科衛生士時代から、今の性格とか働き方とかを確立していました。

会社員は苦手意識があったし、もしかしたら向いていなかったのかもしれないけど、向こうが何を欲しているかを読み取って、私なりに頑張っていた10年間でした。

だから、アイコもマリナちゃんも、すごいなと思って。
2人も大きな会社で働いていたでしょ?我慢することはなかったんですか?


アイコ:私はリクルートという会社にいたんですが、この会社ってもちろん長く勤める人もいるけど、大半の人が2−3年で独立する人が多く、そういう社風でした。

もし”10年も20年もずっと同じ会社にいなきゃ”って思っていたらストレスだったかもしれないけど、最初から3年働いたら、アメリカに行こうかなって密かに考えていたので、その3年でできることを吸収しようって思いながら働いていました。だから、そんなに窮屈ではなかったかなと思います。


マリナ:同じ会社に11年ずっといました。11年も同じ会社にいるので、これが窮屈だとか、我慢しているという感覚はなかったです。

もともと人にもすごく恵まれていたので、ストレスとかも全然なかったけど、独立して今思えば、当時の自分は、ありのままの自分ではなかったのかなって。

会社に寄せた自分だったのかなって思うことはあるんですけど、とにかく人が大好きだったので、辞める理由がなかったというのが正直なところですね。


アイコ:シノブさんは歯科衛生士を経て、結婚して、子供を産んでから独立したってことですよね?


シノブ:実は、結婚して不妊治療をはじめたってのがあって、治療に専念するために退職しました。

今の時代、35歳くらいを超えてくると欲しいけど難しいとか、バリバリ働いていて今そういう時期じゃないとか、色々な人いがいると思いますが、私の場合は、結婚してすぐに妊娠したのですが、子宮外妊娠でした。

それを機に不妊治療を始めて、体外受精をしてやっと5年後に子供を授かることができました。ずっと欲しいと思っていた子供だけど、実際できてみるとこんなに大変なんだって。

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大人と喋るのって楽だけど、1日中家にこもって赤ちゃんとだけ対話しないといけないことに孤立を感じてしまっていました。働きたいなと思っても子供を預けるところもないし、じゃあ自宅でやろうかなと思って。

当時の自分はパワーが有り余っていているのに、日々子育てに追われているだけ。社会に戻りたいなと日々感じていました。


アイコ:じゃあ、一回専業主婦も経験してからの独立なんですね。抱っこ紐カバーはたまたまのアイデア?

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シノブ:アイデアというより、”欲しい”という要望があって、困っている人がいるから作っていた感じです。


マリナ:それは周りの人から、お友達とかから欲しいって声があったのですか?


シノブ:私自身が困っていた(抱っこ紐が未使用時にダランとなる)ので、カバーを作って使っていたら、周りのママ友が”それいいね!便利だね!作り方教えて!”ってなって。

最初は作ってあげたり、作り方を教えてあげたりしてたのですが、そのうちに友達の友達とかに広がっていくと、ボランティアでやるのも本末転倒というか。

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育児も楽しみたいし、社会貢献もしたいなと思っていたのに、全部が放ったらかしの状態になってしまって。じゃあ価格もちゃんと設定して、ネットで販売してみよう!というのが始まりです。それが8年前。

そもそも5万円でスタートしているので、失敗しても大丈夫かなという気持ちでいられました。


アイコ:お金を稼ぎたいというより、社会に居場所を作りたいとか、有り余ったパワーを放出したいというので、始めたっていうことなんですね。


シノブ:そうですね。お金というよりかは、旦那も働いていたし、子供以外の人と関わりたいと、人の役に立ちたいというのが原動力だったのかもしれないですね。

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アイコ:私もそうなんですけど、チヒロちゃんも今独り身だから、全部自分でやらなきゃいけない。そんな中で独立するのって怖くないですか?


チヒロ:独立は26歳の時にしたのですが、私バツイチなので独立したタイミングでは実は既婚者でした。

母校で職員として働いていて、契約が5年だったのですがみんなと同じタイミングで辞めるのは嫌だなと思っていて、でもそこで働いていた形跡は残したいし。

それをやり切ったのが4年でそのタイミングで結婚して、寿退社のような形で退職しました。

その後、フリーで大阪でカレー屋さんで働いていたり、ケータリングをしたり、レッスンをしたりしたのですが、離婚をきっかけに3年前に東京に引っ越しました。

その時、九州とか東京とか全国色々なところで仕事をさせていただいていたので、どこにいてもいいかなっていう感覚で東京に移ったのですが、その半年後にコロナになったんです。

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カレー屋さんをしていた時に、作ったブレンドスパイスを商品化していたものの、なかなか売り方が分からなくて。

というのも、使い方を伝えてあげないと売れないものなので、イベントの時にプレゼントしたり、小さなプロダクトとして動かしていたものを、コロナをきっかけに、インスタグラムで”これはこのように使ったら、普段のカレーとかお料理がもっと美味しくなる”といったような伝え方を始めて、今に至るって感じです。


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【コロナ禍を、味方につける】へ続く



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