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いつまで続くのか 雨降り

反射神経が鈍り、刺激を受けた後の反応が遅くなっている。
しかも反応がとんでもないところで出たりする。
入射角と反射角は等しいという法則が成り立たない。
歳を取ると性格が屈折するせいで反射神経も屈折して反応するので始末に悪い。
 
霧のような雨で、七股池の景色は灰色の輪郭だけが朧に浮き上がり、さも遠くを眺めるかのようなよそよそしい遠景へと後退している。
 小降りになったり本降りになったり。雨が上がっても雲は低く垂れこめ、ジメジメと湿気た日が続く。この湿気が年寄の乾燥した肌にうまい具合に染み込んで潤いを与えてくれるのならいいが、皺だらけの顔から浸み出てくる廃液と交わりべたべたとまとわりつき異様な臭気を漂わせている。
 聞こえているのか聞こえていないのか分からない微かな雨音。葉に溜まった雨粒がポツポツと滴る音。霧雨の降る日は妙に静かだ。渥美線の警笛がいつもよりも近くに聞こえるのは何か湿気と関係があるのか。
 締め切った家の中の何もかもが湿気て、蒸れて、自分の体から発する臭気と部屋の臭気が混ざり、ついでに大根の糠漬けの匂いも交じって住人である自分が臭いと思う程だからかなりのものだ。
それにしても例年だと梅雨の晴れ間が何日か続いたりするものだが今年は雨降りの日が続き過ぎるくらい続く。じめじめして気持ちが悪い。洗濯も部屋干しばかり。
全国的に豪雨と長雨の被害が異常に多い。コロナと豪雨で一部の被災地ではクラスターも心配されている。感染症対策と防災対策の折り合いをつけるのは本当に難しい。


腰痛が治らず。夜勤で巡回が心配。ごまかしごまかしやるしかない。



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