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6月2日は本能寺の変があった日

だそうだ。天正10年(1582年)6月2日(旧暦)。
ま、明智光秀がどうしてクーデターを起こしたのか真意は解らんが、歴史とはこういうもの。
証拠と都合と空想のバランスで歴史が楽しくなるもの。

私はわが町豊橋の吉田城を往時の姿を空想しながら何枚かスケッチをしたが、スケッチは証拠より都合と空想の方が勝っている。

千貫櫓

もうひとつ、6月2日。6(ろ)と2(じ)で路地の日だそうだ。まあ、ほんとに語呂合わせで無理やり感満載の記念日。

田舎に住んでいるので路地を歩く機会が少ない、時々街中の路地を歩くとけっこう幻想的な気分になる。
豊橋市街の路地は寂しい。商店街に活気が無くなったこともあり路地へ入っても人の気配が無く寒々とした空気が流れている。
住宅街も20年前とか30年前にできた新興住宅街の路地は小綺麗だが、どこかよそよそしい。
豊橋辺りで歩いて面白いと感じる路地というと大手町辺りの昔からある住宅街の路地。間口が狭く軒の低い家々が立ち並んでいる路地を見つけるとついつい引き込まれてしまう。
玄関の脇から小窓の下いっぱいに鉢植えが置かれていたり、小窓の奥からテレビやラジオの音が漏れ聞こえてきたり、玄関先でおじいさんとおばあさんが立ち話をしていたり、時々煮物の匂いが漂っていたり。
子どものころにはどこでも見かけた路地の風景は今では非日常の幻想的な風景に感じるようになってしまった。

東京辺りでは今でも素敵な路地がたくさん通っているようだが、死んでしまった路地もきっと増えているだろう。

時代の流れってやつだ。

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