私が目指しているのは「しょぼい」なのかもしれない
数日前、料理にハマっている息子くんに、「レシピ本を借りてきて」と言われ図書館へ。私が住んでいる地域の図書館は官民一体の図書館ということで全国的に有名になった武雄市図書館です。
借りられる本と販売の本があるので、いつものように帰り際に新刊が出ているかと販売の本を物色していました。その時、すごく惹かれる本があったんです。それが「しょぼい起業で生きていく」。
タイトルもですが、本の帯に書いてあった
「雇われなくても、生きていく。弱者のための生存戦略」
という言葉が、自分の今を表していると感じて、思わず購入してしまいました。
フリーランスになって5年目になりますが、業務委託で仕事をしているものの雇用に近い感じが多かったんです。また、私自身、雇用されていた時間が20年と長いこともあり、雇用の感覚が抜けないと感じることもあります。
でも、私の場合、
中心は子供たちが自分の未来を自分で進んでいくために、今をサポートすること。
そのため、雇用に近いと段々と無理が生じてくることを、ここ数年でやっと理解できました。頭でわかっていても、実際に行動にするのはなかなか難しいものです。
2020年の12月以降、「このままじゃダメだ。自分で仕事を作れるようにもっとならなくちゃ。」と決意し、2021年1月からITツールの個別相談をするようになりました。
それでも、どこかで「これじゃあ、やっていけないんじゃないの?」と自問自答の日々。
怖がって高額コンテンツを作ることに踏み出せないのか?
そもそも高額コンテンツを作ることをしたいのか?
という疑問が湧いてきていました。子供たちのサポートをしなくちゃいけないというより、
サポートする上で学ぶことや人との交渉が好きな自分がいて。だから、子供のサポートはやらなければいけないというより、やるのが好きなのだ。
ということも自覚しています。
しかし、子供のサポートは時間がかかります。だから、仕事中心にはできなくて、時間だけじゃなく心身ともに負荷が少ないことを考えながらやっています。
だから、必然的に少ない時間で高い報酬を得るためには、高額コンテンツを持っている必要がある。という感じです。
でも、高額コンテンツを買ってくれる人に対して、私が提供できるスキルを提供したいのか?と考えると、ずれが出てきいるのも実感しています。
じゃあ安い金額でやればいいかというと、それも生活ができなくなるし…という堂々巡り。
そんな時に今回の本に出会いました。
読んでいただくとわかりますが、今すぐできることがわかりやすく書かれています。その中でとても印象に残ったことが、今すぐできることやできる範囲のことをやってみようという内容でした。
起業となると事業計画をしっかり立ててということがほとんどです。でも、しょぼい起業だからこそ、無理をしないことやストレスを溜めずに働くことを大切にしていると感じました。
あと、生活して余ったものを売るというのも面白いというか、自然にできることだなと納得。自分に置き換えると、
子供たちのサポートやテレワークで働いているノウハウの提供は息を吸うようにできる。これを売るということ?
といろいろ考えが広がりました。
そして、広告は口コミが一番というのも、テレワークで仕事をしていてオンラインこそ口コミだと実感していることもあり、とても納得できました。
実は、納得できたのはもう1つ理由があります。先日読んだ「ブランディングデザインの教科書」に、感じる伝言ゲームの大切さが書かれていました。
しょぼい、しょぼくないに関わらずですが、知ってもらうことがまず必要。そのためには、伝言ゲームのように広がっていく口コミが重要なんだなと、あらためて思ったところです。
偶然手にした本ですが、数日前に読んだ本から気になっていた言葉が繋がっていて、それが具体化していく。やっぱり本って面白いですね。
ということで、私はしょぼい起業のような感じで、不況や社会の変化に強い働き方を目指していこうと、あらためて気付かされました。
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