「おうち時間」で成長した子供たち
コロナ前からおうち時間が長い我が家ですが、2021年になり新しく始まった工夫は「料理」です。
高校3年生の息子くんは、2021年2月から料理にすっかりハマってしまいました。そして、現在、2021年9月も、基本的には、毎日、毎食ご飯からおやつまで作ってくれます。
このnoteを書いている間バナナチョコパイを作ってくれていて、家中、甘い香りです♪
とはいえ、たびたびnoteに書いているように長年の不登校からの通信制高校に進学のため、1つのことを行動するまでたくさんの時間がかかります。
予定通りに進まないと、途中で悩んだり、怒ったり、感情のコントロールが難しいこともあります。
それでも、料理を続けているのは、
出来上がった時の達成感が目に見える形になっていること
食べたときの感動
が料理を続ける原動力になっているようです。
料理と生活のステップアップ
最初は、私が完全サポートでしたが、少しずつ息子くんだけで対応してもらうように、距離を置くようにしました。
徐々に、息子くんが料理をしたい時、どうしても仕事でサポートできないことも出てきました。そこで、息子くんは自分1人でやってみるという、ステップアップを自分から行うようになりました。
次に、私が外出している時間帯に料理をしたくなり、1人では難しい時は中学3年の娘ちゃんに自分から手伝ってと言えるようになったのです。今は、時々、2人で協力して料理を作ることができるようになってきています。
少し付け加えると、娘ちゃんも長い時間不登校です。そして、自分の気持ちが乗らないと、無反応(いわゆる、ムシをします。というか、聞こえていない。または断り方がわからなくて固まっていることの方が多いです)。
そんな時の対応方法もそれぞれが学んで、うまく反応ができないときもあれば、できる時もあるということを繰り返しています。
いろんなことを繰り返した結果
今では
・落ち込みながらも自分の気持ちを調整する。
・完成まで予測できない、いろんなことが必ず起きることを理解している。
・いろんなことがあっても完成した料理を見て味わいたい。
そうやって、動けるようになった力は、日々の生活にもいい影響が出ています。
最近では、大人になった時を見越して、
・若者サポートセンターを利用してみたり
・買い物に一緒に行って食材を自分で選んでみたり
・図書館へ本を見に行ってみたり
今までできなくなっていたことを、少しずつ確実にできるようになってきています。
おうち時間を工夫してできるようになったこと
おうち時間を工夫して楽しく過ごせるようになったことは、息子くんにとって自信へと繋がっています。
中には、おうちに長くいる時間を楽しめない人もいるでしょう。
だけど、今いる場所でできることを楽しめば、結果的に新しい気づきや変化が待っています。
現状を嘆くよりも楽しんだもの勝ちだなと思う、今日このごろです。
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