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世界中のどこかに受けとめてくれる人はいるんだな

昨日の夕方、メールにnoteからのお知らせが届いていました。見てみると、前回に続き、今回も日経COMEMOさんに記事を掲載していただいたお知らせだったんです。こちらの記事の「さまざまな知見」の1番下の方で掲載いただいています。

素直に、嬉しいです!

日経COMEMOさん、ありがとうございます。

自分の文章を読んでいただけることも嬉しいですし、新聞社さんにとりあげえていただけたことも、毎回驚いてしまいます。

毎回、驚いている理由は、

私の働き方の考えを取り上げていただけたこと。

日経COMEMOさんが様々な意見を取り上げようとしてくださったいるので、私の考えも「そういう考えもあるんだ」と受け止めてくださったのだと思います。

でも、現実の世界では「そういう考えもあるんだ」と受け入れてもらえることは、あまりありません。残念ですが…。

「普通」という働き方がしたくてもできなくなったからこそ、自分が体験してきて「こんな働き方だったらできる」というのを伝えてきました。その時に言われた言葉がこちら

・人と会わないで仕事をするのはちょっと…。
・働くためには外に出なくちゃ。
・テレワークで決まった時間に働けないなら報酬は安い。

コロナ禍で少しは変わったと思うかもしれませんが、現実的にはまだまだ厳しいです。

なぜ、そう感じるのかというと、テレワーク関連の研修やセミナーに参加してみると、「これも私は使えない働き方だ」ということがほとんどだから。

特に、

「ママ向け」とついているものは対象外

私もママなんです、一応。

でも、ママ向けのテレワークは、テレワークが外に働きにいくための準備や練習と捉えられていて、報酬が安すぎるものが見られます。全てではないと思いますが…。

また、ほとんどが決まった時間での勤務です。そのため、私のように決まった時間も難しいタイプは、今、セミナーや研修をしている内容のテレワークはできません。

そうなると、フリーランスでということになります。ここでスキルや対応に自信がないと、報酬に影響してくるので、ハイスキルをもっているわけではない私には、苦労の連続。でも、苦労してきたからこそ感じることがあります。それは、

私のようにハイスキルではないけど、仕事がある程度できる人が家族の介護などで働けなくなる人が出てくるだろうということ。そして、結果的に人材不足になること。

その人たちが働けるのであれば、人材不足も解消するだろうと思っています。しかし、そのためには、時間の制約も外せることが必要であり、働く側も自分で自分のことを律しつつ、信頼を感じていただける対応が必要になってきます。

お互いが歩み寄ることができれば、もっと働きやすく、もっと生きやすくなります。

どんな事情が起きたとしても、働きやすく生きやすくなるためには、人、環境、道具が必要。これって、不登校の子供たちの学ぶ環境と同じです。

先日、娘の進学先として検討している通信制高校の担当の方から、見学の感想をということで電話をいただきました。そこで、担当の方から「娘さん、頭の回転も早そうだし、勉強もできそうですよね。」と言われたんです。

その時、はっとしたことがあります。それは、

力があったとしても、人や環境、道具が揃わなければ、学ぶことさえできない。これは、働くことも同じだ。

ということです。

娘と私は「学ぶ」と「働く」という違うカテゴリですが、起きている根本的な原因は同じなんです。

そして、これは、私たち親子だけじゃなく、おそらく今、困っている人に起きていることと言えるのではと思います。

「学ばせてもらうんだから」「働かせてもらうんだから」合わせるのが当たり前と感じた方が多いかもしれません。でも、合わせるのが当たり前だと、どこかで歪みがでてきて、心の病気や命を守ることができないんじゃないかと思うのです。

今回、日経COMEMOさんで記事を2回もとりあげていただいたことは、

私のような少数派の意見でも受け止めてくれる人が世の中にいる

ということを感じさせていただいた機会になりました。

本当にありがとうございます。

これからも私と同じ少数のタイプの人の役に立ったり、ちょっと気にしてくださっている方が「こんな考えもあるんだ。じゃあ、できることはあるかな?」というきっかけになるように、発信していきます。

そして、いつか「少数派」と感じることが減る時がくればいいなと思います。

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