18回目の母と息子の記念日
9月7日、息子くんが生まれて18年が経ちました。そして、お母さん歴18年になった自分に、今、ちょっと驚いています。
私自身、「お母さん」という感じでもないので。
「お母さん」ってどんなイメージ
そもそも、
「お母さん」ってどんな感じなのか?
も、人それぞれですよね。
私にとっての「お母さん」は、
温かく見守っている。
ここぞというときに必要な言葉をそっとかけてくれる。
ふりかえったら、いつでも帰る場所。
そんなイメージというか、理想ですね。現実は、これに近い人もいるでしょうし、そうではない人もいますよね。
ちなみに、私はほど遠いです(苦笑)。
18年前と今の私
そんな「お母さん」らしくない私ですが、18年前と今の私を比べると、確実に違うことは強くなったこと。
自分にとって大切な人が辛い思いをしていると、勝手に
「守らないと!」
というスイッチが入るタイプ。
それは、家族だからとか、子供だからとかではなく、大切な人だから。
友達だったり、職場の同僚やアルバイトさんだったり、誰というよりも自分とどういう関係性かでスイッチが変わります。
そんな感覚なので、私にとって子供たちは、責任もありますが、チームの一員という感覚です。だから、
学びや生活に困難さがあっても、必ず生きていけるようにする。傷つける人がいたら、交渉しながら子供たちにとって学びや気づきの機会になるようにする。
ということを意識しています。これは、18年前からできていたわけではなく、少しずつ力を強化してもらった感じです。
18歳の「今」と昔の息子くん
今、息子くんは、来年は大学進学または料理を学べる場所に行くのか、ゆっくり考えています。
学校に行けなくなったり。
家から出られなくなったり。
自分と向き合うしかなかったり。
約9年は、楽しいよりも辛い時が多かった息子くん。
それでも、逃げずに自分と向き合いながら社会とどう付き合うのか。
正解も不正解もなく、自分なりの答えを出すしかない時間を、ひとりで向き合い、ここまで成長してくれたことを、ただただ、感謝しています。
お母さんらしくなくても伝えいたいこと
お母さんらしくない私が、今、子供たちを通して気づいたことや経験を伝える理由。
それは、私みたいに「お母さんって何?」と、たびたび悩む人に伝えたいのかもしれません。
子供の成長って、どうしても年齢で「このくらいできて当たり前」と判断しがちだし、周りからも年齢相応のスキルや対応を求められがちです。
でも、成長のスピードは人それぞれ。
自分から気持ちやできることを伝えられるようになるのだって、今できなくても、少しずつできるようになってくることもあります。
完璧じゃなくても、その子らしくできたらそれでいいですよね…本当は。
お母さんが、というよりも、大人ができることは、子供が年齢だけで判断されることなく、その子にあった安心して学べる場と人、道具を提供することだけだと思っています。
そうなると、世の中の普通と相反することもでてくるんですけどね。
私らしい「お母さん」は、子供にとって必要な環境を作ること。だから、これからも、息子くんが自立できるように、できる範囲で動いていきたいと思います。
18年間の息子くんの様子を振り返ると、成長してくれていることは本当に嬉しいです。でも、元気に笑顔でいてくれれば、それだけでいい。それだけで感謝だ。
と、大変な時を一緒に過ごしたからこそ、心から思っています。
お母さんらしくない私ですが、お母さんってなんだろうと悩んでいたら、このnoteを読んで、
「自分らしくていいんだ」
と、肩の荷がちょっとおりたら嬉しいです。
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