時間がかかっても学べるっていろんな力をくれるんだ
「子供たちは不登校です。」と伝えると、「勉強どうしてるの?」と聞かれることが多かった気がします。
不登校がスタートして10年目になって自信を持って言えることは、
です。
子供達にあった学び方や学ぶペースが必要だとわかっていても、周りの環境や同年代の子を見ると、焦ってしまうことがほとんど。
だから、
「勉強させなくちゃ。」
「大人になったら働けないかも。」
「生きていけないかも。」
と、悩んで失敗することが度々ありました。大人が焦ると子供も焦ってしまって、できないを積み重ねてしまうことがあります。
だから、他の人を意識せず、
「目の前の困っている子がどうやったら生きていけるのか。」
「楽しく、その子らしく生きていくために何が必要なのか。」
を子供と一緒に考え続け動くことが大切だなと思います。
最近、年齢相応のことができなくても、ゆっくりと着実に成長するのだと感じた出来事がありました。
それは、大学生になった息子が、プログラミングを学びたいと、体験講座を受けてみたり、実際に講座の申し込みができたことです。
今まで「◯◯をやってみたい」と話していても、行動に移せないことがほとんど。移せても、とっても時間がかかってしまい、結果、後悔したりできない自分を責めてしまっていました。
そんな息子が、言葉と行動の時間差が減ってきていて、日々、驚かされます。
学べない時が長かったので、
「なぜ学ぶのか。」
「何を学びたいのか。」
「それをどう活かしたいのか。」
を真剣に考え向き合ってきたから。だから、今があるんだなと思っています。
長い時間はかかりましたが、学べることは、知識だけではなく、自信をつけてくれる。そして、生きていくために必要な力をくれる。
10年目だからこそ、自信を持って言えるようになったのかもしれません。本当に学びってすごいですね。
子供だけではなく大人も、自分に合ったタイミングで、どんなに時間がかかっても学び続けていけるといいのかもしれません。
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