面倒くさい。それでも「考える」が必要な理由
考えるって時間がかかるし、面倒くさい。
でも、知識だけを詰め込むよりも面白いんですよね。
私が仕事が面白くなったと感じたのは、考えることが面白いと感じるようになったから。
「考えることが面白い」と感じるようになったのは、2つのきっかけがあります。
1つは、以前、勤めていた時の上司に言われた
「全て覚えていなくてもいい。詳しい人を知っていることはお前が知っていることと同じだから。」
です。
そして、もう1つは、スマートフォンを使うようになってから。
上司の言葉にプラス道具を手に入れたことで、「覚えていていなくても気になったことは調べればいい。」という考えにシフトしました。
それまでは、覚えることが苦手だったので、考えることが難しい。なぜなら、考えるための材料が不足していたからです。
今は、知識がなかったとしても、気になる言葉やわからない言葉を道具で調べて情報を集める。そこから、人や状況を考える。そして、「これかな」と感じた情報を組み合わせてカスタマイズする。
ということができるようになりました。
だから、私は考えることが好きで面白いんだなと自覚できるようになったんです。
でも、考えるって見通しが立たないと、とてつもなく面倒くさい。結局は、自分が興味関心のあることに特化して調べて考えを深めていくことが好き。
そして、好きなことは時間がいくらあっても足りないくらい、ちょっとした隙間時間もいろいろ考えを巡らせています。
だから、今の私は、働く時間を最低限にして、考えるための時間をもっと作りたいと思っています。
働く時間を最低限にするには、生活できる収入を確保しているという前提になります。そこの両立というかバランスが難しいなと思っていて、
「何とかならないかな?」
と日々考えています。
ということで、ヒントを本から探してみようと手に取った本は「1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法」です。
タイトルが理想の働き方というのもありますが、「おだやかに暮らす」というのがどんな仕事をしていても大切かなと思っているので気になったのかもしれません。
この本で気になった言葉は
違和感を感じ取る能力を持っていることが重要で、それがないと本質的な解を得ることは難しい。
考える上で大事なことは、本質を捉えること。今までもいろんなことを考えていた時、ちょっとした違和感を見落としたことで結果が思わぬ方向にいくことがありました。
逆に違和感を大事にすると、本質的なことが見えてきて、すべきことや必要なことがはっきりと見えてくる。という体験を何度もしています。
言葉では言い表せない、カチッと合わさった瞬間が、面白いしスッキリして、だからこそ、考えるって面白いと思っています。
「これからの時代、考えることが大切」と聞くことが増えました。考えるって、今の大人は経験してきた教育により難しいと感じる人が多いかもしれません。
「誰かよりも優れている才能が必要なの?」と考えてしまうかもしれません。そうではなく、自分の中の個性を見つけていくことが、これから大切なことを「1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法」で知ることができました。
最後に著者の方の言葉、
ユニークな存在を目指そう
は、今の自分の中にある「私しかないもの」を、ゆっくりじっくり考えながら、表現できるようになる。そうすることで、時代が大きく変化しても、おだやかに暮らすことができるようになると、元気をもらった一冊でした。
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