「これくらいわかるよね?」は通じない
「これくらいわかるよね?」は、ほぼ、自分の思い込み。
テレワークで仕事をしていて日々経験しているのに、子供のこととなると、忘れてしまうことがあります。
今朝も、ちょっとしたことで、子供と意見のすれ違いになり、30分以上話し合いになりました。
原因は、「これくらいわかるよね?」
リアルに一緒にいると、わかるときもあれば、わからないときもある。
しかし、なぜか、相手もわかってくれていると思い込むことがあります。わかっていることの方が少ないことを忘れてしまって。
結果、コミュニケーションの不具合により、ケンカになったり、どちらかが落ち込んだりということが起きる。
テレワークで仕事をしていると、認識のずれがあると修正するまでに時間がかかってしまいます。なので、具体的にテキストで確認することが多いため、ズレが少なくなっていきます。
というのを、日々、理解しながら仕事をしているのに、リアルになると、ふとした時に忘れてしまっていました。
日本人特有の「空気を読む」は曲者
リアルの世界では、特に、日本人特有の文化で「空気を読む」ということがあります。
そもそも、空気は読めないんですけどね。その人の普段の発言や行動から「こうだろう」と予測して、そっと動くみたいな感じだと思います。
でも、発達障害の人にとって、これは難しい。
その人がどうしたいのかなんて、その人しかわからないわけで。ある程度、同じ状況が続けば、学習として知識や経験が積み上がり対応できることはあります。
これもタイプによりますが、できたとしても時間がかかってしまう。
そのため、要領が悪いとか、気が利かないとか言われてしまうんですよね。これ、私のことですけど。
私の子供たちも、その傾向はあるため、なかなか「こうだろう」と予測を立てて動くことは難しいことが多い。頭では分かっているのですが、どうしても、私自身の心の余裕や体調不良の時は忘れてしまいます。
忘れてしまうこともあるのは当たり前。
ですが、困り感がある人にとっては、それが不安やパニック、心に深い傷になることがあります。
年齢を重ねることで、子供たちも日々学んでいるのですが…難しいです。
具体的に言葉にすることを忘れずに
いろいろ考えてみると、テレワークという働き方は、私にも、そして、子供たちにもあっているのだろうと思います。
なぜなら、瞬時に対応する必要はありませんし、テキストでわかりやすく説明があることが多いから。
テレワークが発達障害のある人に必ずしもあっているということではなく、空気を読んだ対応が苦手や、指示事項を自分のペースで理解する方がいいタイプにはあっていると思っています。
リアルでも同じ対応ができればいいのですが、私でもリアルだとふとした時に忘れることがあるので、意識できない人の方が多いのが現状です。
ただ、リアルでも「これくらいわかるよね?」ではなく、伝えたいことは具体的な言葉にする。それだけでも、コミュニケーションのズレは解消すると思います。
テレワークで学んだこと、体験したことを、リアルでも活用することが普通になれば、いろんな人が生きやすく働きやすくなるんだろうな。
と、子供との言葉のすれ違いで気づけました。
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