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リモハラから考える「時間」を意識することの必要性

仕事や子育て、自分の時間など、時間の区切りを意識して生活していますか?

テレワークが急速に進んだこともあり、どこにいても働ける環境が増えています。その反面、いつでも繋がれることで弊害も増えてきました。

今までは会社を出れば仕事を切り離すことができました。しかし、テレワークは、家や宿泊先など、どこにいても仕事ができます。

どこにいても仕事ができるのはメリットばかり感じるかもしれません。しかし、自分で時間を意識しないと、深夜になっても仕事の依頼がきて対応を求められることもあります。


5月14日、東京都がリモートハラスメントの相談窓口を設置すると発表しました。

テレワークが急速に進んだことにより、ハラスメントの相談が増えたそうです。具体的な相談はニュースで紹介されているように、

カメラを常に接続するように指示し上司が管理できるようにする。
服装や化粧への指摘。

今朝の情報番組でもこの話題が取り上げられていて、深夜の業務対応が増えていることへの相談が多いという話もありました。


雇用の場合、「何時から何時までが就業時間」と決まっていますよね。だからと言って、断りづらい状況があり、言えないこともあるでしょう。

フリーランスの場合は、時間だけでなく、土日関係なく連絡が増えます。


「依頼がきたから」


と対応をしてしまうと、「いつでも連絡したら対応できるのだ」と相手に感じさせてしまいます。

私の場合、すぐに対応することが多かったため、24時間365日対応ということが、起きてしまいました。


雇用とフリーランスでは違いがあると思いますが、フリーランスでテレワークで仕事をしている場合、仕事と生活の境界線がなくなってしまうことがほとんどです。

だからこそ、時間を意識しないと、本当に大事にしたいことを守れなくなります。


以前、勤めていた会社の先輩からこんなことを言われました。

仕事も子育ても、それぞれ100%でやったらだめだよ。そうしたら200%になる。仕事と子育て合わせて100%で考えないと。スーパーマンじゃないんだから。

今もこの言葉を時々思い出しています。

そして、最近は、この言葉を「時間」に置き換えて考えるようになりました。

時間を自由に調整できるからこそ、仕事と生活の境界線が溶けてほとんどない状態。だからこそ、

「1日の時間をどのくらいの割合で何に使うのか?」

を意識しているんです。そして、自分だけではなく、一緒に仕事をしている人の時間も意識しながら、仕事の依頼や相談をするようにしています。

なぜなら、意識できないからこそ、東京都が相談窓口を設置しなければいけないほど、リモートハラスメントが起きていると考えるからです。


もちろん、この割合は、人それぞれ違います。

仕事が大好きな人は、1日の活動を100%と考えた時、仕事の割合が90%または、それ以上かもしれません。

逆に、子育てや介護、自分の体調などの制限がある人は、1日のうち、仕事は50%、またはそれ以下の方もいるでしょう。


仕事を思い切りできる人は、どうしても相手の事情を感じにくいことがあります。そのため、同じような働き方や仕事に対する姿勢を求めがちです。


この違いをお互いが知るために、まずは、自分の時間をどれくらい仕事に使えるのかを考え、意識すること。意識できたら一緒に仕事をする人に伝えることが大事になってきます。

そうすることで、少しずつハラスメントも少なくなっていくのかもしれません。

多様な働き方や生活スタイルができやすくなってきたからこそ、仕事や子育て、自分の時間など、時間の区切りを意識して生活してみてはいかがでしょうか。

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