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有森裕子さんから元気をもらったので、自分で自分をほめるくらい努力する!

今年社会人2年目の次女との会話
父「有森裕子って知ってる?」
娘「知らない。有名な人?」
父「じゃ、自分で自分をほめてあげたい、って言葉は?」
娘「あ、聞いたことある」

そう、若い人はオリンピアン「有森裕子」を知らないのである。
あるいは、顔を見れば「見たことある」「あ、あの言葉の人なんだ~」という程度であろう。

というジェネレーションギャップはともかく、今月会社で主催したセミナーで有森裕子氏を招き講演していただいた。オンラインではあったが講演前の挨拶ができ、サインも貰えてほぼ同世代の私は感激の1日であった。

講演が始まると、とにかく

熱量(熱い語り口)に圧倒される!


特に、高校・社会人の名門陸上部に(実績のない彼女が)無理やり入部を試みるエピソードはそのままドラマか映画にできそうな生々しくも楽しいノンフィクションであった。

高校陸上部・・・入部する学生はあらかじめ中学で選抜されていて決まっているため、飛び込み入部は断られる→先生のいる場所に現れ、話を聞いてもらうまで、ほぼストーカー並みにつけまわす。
社会人(小出監督)・・・「学生時代に実績のある選手」と勘違いされたことを利用して面談。ほどなく「無名選手」であることがわかり小出監督を困らせるも、一歩も引かず奇跡の入部(入社)にこぎつける。

以外なことに、有森さんは小学生の時は自分に自信の持てない、文句ばっかり言ってる子供だったそうであるが、恩師とあがめる当時の先生から

「持っとるもんを悪う言うお前が悪い、お前しか持っとらん武器がある。使ってみい。(岡山弁)」

と諭されて「あきらめない」という自身の武器を見つけたのである。つまり、この「あきらめない」が入部エピソードだけでなく、オリンピック連続メダル獲得に至る熱意と不断の努力を導いた軸となったのである。

そんな有森さんが講演の終盤に語ってくれたのは、「自分が元気かどうか考えろ」という小出監督の教えである。元気さえあれば、ポジティブに考え(調子を)上げていくことができる、ということだ。
そして、元気が出ない時は

「誰かを応援して元気になれば、元気を出させた自分も元気をもらえる」

そのために人を元気にする場所に行ってみることだと受講生からの質問にポジティブに答える姿こそ、有森さんの生き様なのだと感じた次第である。

もともと、「社員に変革への勇気を持ってもらいたい」と思って企画したが、正直想定以上の「勇気、元気」を与えてもらった。
そして何よりも転機を迎える自分自身にメッセージを贈ってくれたのだと(勝手に)受けとめた。
さあ、元気出すぞ!

ちなみ有森さんの現在のモチベーションは高くないそうである。
でも、この日の講演で受講生を応援することで元気をもらった、と語り締めくくっていただいた。

サインのメッセージは「すべてを力に」

今回、珍しく読書記録以外での投稿でした。
元気にnote続けていきたいと思います。最後まで読んでいただき感謝します。


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