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★K-POPはなぜ世界を熱くするのか(田中絵里菜)

KARAにハマってから、KPOP(ガールズ専門)の虜になり現在に至る。KARA活動終了後は、EXID・MAMAMOOなどに傾倒。本書装丁や帯のコメントからKPOP好きのためのエンタメ本と思って購入したが、驚きの!立派なビジネス書であった。業界関係者への綿密な取材により、推測ではなくしっかりとした事実に基づき書かれており感心した次第である。この本を読むまで、パフォーマンスの高さで世界進出できたと思っていたが、実際はそれだけではなく明確な戦略・戦術があったことを知り、学んだ。また、KPOPグローバル化の賞賛だけでなく、「行き過ぎ感」について冷静にコメントしているのも客観性があって良い点。それでも、対比して日本の芸能界の閉鎖性(ガラパゴス)を痛感する。日本の音楽業界を「弟子をとらない寿司職人」と表現しているのは言いえて妙であった。

▼以下、要約
<ウィズコロナ適応、失速なし>
・国内外に向けて柔軟に発信できるPF
・変化に即座に対応できる業界体制
・遠くても疎遠にならないコニュニケーションスタイル

🔹常に変化すること=ファンへの価値
・パリパリ精神
🔹細やかなSNS運用で「バリアフリー」
・誰にでも開かれている⇔日本の音楽業界「弟子をとらない寿司職人」
・ファンと作り手の双方向性
🔹消費者(ファンダム)が広報に成長する仕組み
・スミン/ホームマスター/サポート
🔹デビュー前から完成型(練習生)
・もとはジャニーズモデル
・デビュー後も自己研鑽
🔹コンセプトドル
・BTS-成長する青春の姿(ブランド体験デザイン)
🔹グローカライゼーション
・現地化-BoA/東方神起
・多国籍化-f(x)/2PM/EXO/NCT
・輸出-JO1/NiziU メイドインコリア→パワードバイコリア

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