キューバ:1日④ オードリー若林とカバーニャ要塞
この最高の日差しの中、今年は緊急事態宣言ということもあり、ゴールデンウィークという言葉はすでにどっかに飛んでいった。だから、やっぱりゆっくりできるお茶を飲もう。ほっとひと息、心も落ち着ちつく時間を。そこに、甘いおやつも付けて。今日は、はちみつ入りのコーヒーに草だんごという謎のミックスで。
そして、草だんごを頬張りながらキューバに想いを馳せる。
ザ・キューバを感じる革命広場で、写真を連写した私たちは、チェゲバラをしっかり収め、なんなら自撮りまでしまくって大満足。
そして、チェにご挨拶。ということで続いて、革命博物館とチェゲバラ邸宅にお邪魔した。
革命博物館では、キューバ革命の英雄、フィデロカストロやチェゲバラの写真や資料がたくさんあった。説明がたしか英語とスペイン語の記載で、それを見ながらまたも英会話の効果は出ていないことを再確認。でもキューバ国旗のこの鮮やかな色彩を見ていると、言葉がわからなくてもいいかなんて思ったりもする。
そして、チェゲバラ邸宅にもお邪魔します。かつて実存した英雄の家がここなんや、ここにいてんな〜。チェ。と、なんか感慨深い感じで友と興奮気味に足を踏み入れる。それとは、対照的に、受付らしきのお姉さん達は、暑さにまけてダラけてる感じもなんかキューバw。
とにかくかっこいいチェゲバラも堪能して、キューバにいることを実感できた。
そこから、ますますキューバ感を感じられるクラッシックカーに乗り込んで、カバーニャ要塞へと向かった。クラッシックカーに乗りながら、ついに若林も来たというカバーニャに向かうということで、完全に浮かれてる2人↓。この太陽が燦々と降り注ぐ中に、クラッシックカーが映えるねんな〜これまた。
カバーニャ要塞に行こう!というのはキューバ旅が決まった時点での決定事項。なんせ、キューバに行くきっかけとなったその一つが、オードリー若林の著書「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬/若林正恭」
友に勧められて、初めて若林の本を読んだのだが、この人の文章がめちゃ面白い。というか、文の才能がありすぎる!どんどん言葉に惹かれていく感覚。人の本質をみるのか、その人の周りにあるもので見るのかで違うよな〜と妙に共感したり、全く自分を知らない環境に行ってみたくなる気持ちに激しく同意してみたり。人の気持ちの変化ってあるよな〜としみじみ感じてみたり。しかも、社会主義で配給制度もあってネット環境は整ってない、日本と全く違う国に飛び出していく。本を読みながらも、そこに入り込だり、考えたりしてしまう。本当に豊かなものはなんなのか。
そして、明るく陽気な人々や音楽で溢れるその国にますます行きたくなった。
だから、友とキューバに行くと決まった時から、このカバーニャ要塞には行くことは決まっていたようなもん。なんて書きながら、要塞というものを知らなかった私。。。なんとなく防空壕?!みたいな感覚でして、、すみません。その後調べたら、「敵の攻撃に対抗できるように,軍事技術や建築工学を応用して造られる堅固な構築物のこと」でした。確かにたくさんの大砲とかもあったなー!!たしか、夜には大砲が撃ち鳴らされるというようなものがあったはずだが、まだまだ先のため、それは見ずに帰った。この要塞で覚えていることは、だだっ広いカバーニャ要塞の中にほとんど人がいなかったこと。正直もっと、人がいてると思っていたが、ほんとに居なくてその静けさがまた良かった。そして、唯一出会ったカップルがアジア人の2人で日本語がうまくてとっても可愛かったこと。やたら、日本の音楽に詳しかったような。微笑ましい2人。
そして、もう一つはトイレ。広い要塞で、トイレに行きたくなった私は、友から教えてもらったスペイン語を使いたくて連発。でも、それが、「ドンデスタエルバニョ(トイレはどこですか?)」ではなく、「ドンデスタエスパーニャ(スペインはどこですか?)」と言っていたようで、友に突っ込まれて爆笑。スペインはどこですか?って連発してたのに、なぜかいきなりどっかから、人が出てきて、あそこよ。もうすぐよ。と急に助けてくれる!この人達どこにいたんやろ?!w そして、無事たどり着いたら、手を洗う水を誘導してくれたり、手を拭く紙を渡してくれたり。タオルあるし大丈夫と思っていたが、これはここでチップを渡す制度なんだということに気づく。そうか、だからトイレもいち早く教えてくれたのね。チップも大切な生活資金。そうやんなー。とちょっと複雑になったりしながらグラシアスと渡した。
そういえば、街の広場でやたらたくさんの人達が集まってる所があって、ここは何かあるんかな〜って思ってたら、友いわく、wi-fiスポットでした。もちろんキューバにフリーWi-Fiはなく、泊まっているcasa のフリーWi-Fiのみを使用していた。地元の人たちもWi-Fiカード?みたいなものを購入して使うようだが、それを使えるのもまた、決まった場所のみらしい。いつでもどこでもネットが見れて情報が溢れている世界と、限られた時間や場所で大切な情報を知っていく世界。まだまだ知らないことがあって知った時の感動が大きい世界。何が良いのかな〜なんて答えは出ぬままぼんやりと思っていた。
私たちがキューバに行ったのは2018年の10月末〜11月。だかはきっとこの1年半くらいでも大きく変わっていっているんだろうな。たぶん。
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