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カウンセラーは見た!藤井聡太七段の礼儀正しさ
昨日行われた第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第2局、将棋界に一気に世間の目を向けた天才少年藤井聡太七段が完勝してタイトル獲得に王手をかいました。
藤井七段がタイトルを獲得すれば実に30年ぶりにタイトル獲得最年少記録が塗り替えられます。いやはやなんとま~凄い事でしょう。さすが羽生善治さん以来の将棋界のスーパースターです。
さて昨日の棋聖戦の対局はアメーバテレビで生放送されたていたのです。わたしは見てしまったのです。藤井七段の礼儀正しさと気配りを。
それは感想戦での出来事だった
将棋には対局が終わってから感想戦というものがあります。
感想戦(かんそうせん)とは、囲碁、将棋、チェス、麻雀などのゲームにおいて、対局後に開始から終局まで、またはその一部を再現し、対局中の着手の善悪や、その局面における最善手などを検討することである。
引用元
この感想戦の時にその出来事は起こりました。感想戦が始まってすぐに対戦相手の渡辺明三冠が正座を崩してあぐらになりました。それを見た瞬間、藤井七段も正座を崩してあぐらになりました。
わたしはこれをみて「なんという気遣いと礼儀正しさ」とビックリしました。将棋界は実力の世界です。年功序列という言葉はありません。しかし、やはり将棋界の先輩でありタイトルホルダーでもある渡辺明三冠にしっかりと気を遣っていたのです。
ひょっとしたら、将棋界ではこのことは暗黙の了解になっているかもしれません。しかし、わたしは生まれて初めてその瞬間を目の当たりにしたのです。
常に謙虚であれを地でいく藤井聡太七段
デビューから29連勝して将棋に興味のない人の目も一気に将棋界に向けた藤井七段。その後も次々と記録を塗り替え続けています。あの羽生善治さんさえ成し得なかったデビュー3年間勝率8割越えも達成しました。将棋界史上初です。
まだ17歳という若さです。実力が全ての世界です。天狗になってもおかしくありません。しかし目上の者に対するさり気ない気遣い。
将棋界で二冠を保持する永瀬拓矢八段はインタビューで藤井七段のことを下記のように語っています。
永瀬七段:
えー……と、そうですね。きっかけは……具体的に何がというものはなかったんですけど。まあ当時から強かったんですけど、対局してみて、聞いてた話と違ったんですよね。とても謙虚だと感じたんです。
謙虚な人は、それだけで強いんですよ。
謙虚じゃない人は、それだけで自分は評価しないので。
──謙虚じゃないというのは、つまり永瀬先生が仰る、プライドの鎧をまとっている人ということですか?
永瀬七段:
そうですね。藤井さんは当時まだ14歳とかですけど、既に実力を身に付けていながら謙虚でいるというのは……普通に考えたら天狗になると思うんですよ。自分からしたら(笑)。
凡人からしたら、天狗になって当然。それだけの才があって、それだけの棋力があって……どうやったって負けがないわけじゃないですか。
にも関わらず、その段階でも謙虚でいる。それは、才能以上にすごい精神力なのかな、と。
──そういうことを感じて、永瀬先生から『研究会をしましょう』と。
永瀬七段:
そうですね。それで受けてくれるかは別問題かなと思いましたけど。
引用元
まとめ
藤井聡太七段のように超人でこの謙虚さと気遣い。
実るほど頭を垂れる稲穂かな
まさしくこの言葉を地でいってますね。心の底から見習いたいと思いますが、できるかどうかはわたしのような凡人には至難の業ですね(笑)
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