見出し画像

『模擬授業のフィードバックReport』です♬_JIC日本語教師養成講座

今日は、受講生の皆様の一番の成長ポイントである『模擬授業のフィードバック』のご紹介です^^

『JIC日本語教師養成講座』には、たくさんの模擬授業があります。

もちろん「経験の数だけ実践力が付く」のは、確かにそうだな〜と思っていますが、この講座を受講して下さる受講生の方の中には

日本語学校で5年くらい教えていますが、他の先生と割り振りされるので、未だに初級でも知識がないところ、教えた経験がないところがあり、自信がありません。
初級の教科書を0〜最後まで全て自分でできるわけじゃないので、やったところは分かるのですが、やってないところは全く文法知識も無く、教え方も分からないので、一通り全部経験したいと思っているんですが、、、。

●3年くらい日本語教師をやっていますが、自分でやっているので、自分のレッスンがこれでいいのかどうか分からず、「成長している!」っていう感覚がなくて不安で、、、。

年数だけ重ねてるような気がして、年数と実力を比較されると、恥ずかしくてだんだん誰にも聞けなくなって、、、。

など、上記は本当にご相談いただいた内容なのですが、こう考えると、「経験を積めば」だけでは成長が見えない、、、ということにもなるのでは、とも思い、そこの問題を解決するのは

『授業のフィードバックをもらい、自分の弱点本強をする』

ということだと思います。

ここはもちろん勇気がいることだと思いますが、この一歩が、受講生と生徒さんの将来をおぉぉぉぉぉぉぉぉぉきく変えます^^

自分の技術に自信を持って生徒さんの日本語の成長と目的達成の責任を私が負う!くらいの覚悟を持てば、この一点を乗り越える勇気が沸いてきますよ^^
(もちろん、責任を負うっていう表現は大げさかもしれませんが、プロとして=レッスン料をいただいて、お仕事として日本語教師を続けたい、ということであれば、どんな職業でも、自分の技術を磨き続ける、、、自分の弱点を補強し続ける、、、というのは、終わりなき旅、だと思っています^^)

っということで、受講生の皆様も、本当に本当にマックスの勇気と緊張でレッスンを迎えられます。

では、以下、昨日の続きの記事として読んでいただけたらと思います。
*昨日の記事はこちらです⬇️


Step1.「映像分析」編
まず、皆様に送っていただいた映像をチェックします。だいたい1時間くらいです。それを見ながら「フィードバックシート」を作成します。
映像を見ながら、メモをしながらの同時進行で、映像を見終わった頃にシートを書き終える、という感じです。


Step2.「フィードバックシートの内容」編
フィードバックに書いているメモを一部公開します^^

●週末、何をしましたか?の後に、すぐ英語を言ってしまったので、待つ方がよかった。

●「います」「とまります」の違い
例文を出すとよい

いえに います。
きょうは ともだちの いえで とまります。など。

●○○さんがまず言うのを聞いて、言えるか確認して、それから教師が正しい日本語を言う

●教師側から常に「説明」するのでははなく、Q&Aを多用し、生徒さんから答えを引き出すようにすると、生徒さんの発話が増える。

●生徒さんが「おもしろいです」を言いたかったようですが、「おも、、」と言った時点で「あ〜、おもしろいね〜!」と教師が言ってしまう。意味を推測して会話の手助けをしているという気持ちがあってのことだとは思うが、これはあくまでも「日本語のレッスン」なので、推測しても、生徒さんが自分でできない、、、というところまで言わずに待つこと。これだと日本語を発する機会を奪ってしまう。

これはほんの一部です^^


Step3.「フィードバックの日」編
zoomでフィードバックシートを画面共有しながらフィードバックをします。だいたい皆さん、「自信が無い〜><」「いっぱいダメだしされるんだろうな〜><」というような様子で、ビクビクしながら?!の表情で「はい、お願いします><」と、フィードバックを受けられる方が多いです^^;

ですが、もちろんどなたにも
「素晴らしい!」と思える部分があります^^

本人が意図してないところでも、意図しているところでも、どこかに「生徒さんへの気遣い」があるからこそ、なんだろうな〜と思える言動があります。緊張でうまく表現できなかったとしても、その、「表現の向こうに見える「思い」」は、映像を見ている私にも伝わります。

それが一番大切だな〜^^と思いますし、また、ほとんどの受講生も、その思いを言動にしたい、授業に反映させたい、と考えていらっしゃるようで、あとは、その「思い」を、どうやったら伝わる形になるのか、そこを一つ一つ具体的に探っていきます。

そしてフィードバックの最後は
「なんだか安心しました〜。自分ではダメダメで、もっと怒られる?指摘される?と思ったのですが、弱点はたくさん見えましたが、なんだか、これからもっと頑張りたい!って思えました。こんな私にもいいところがあるんですね。見つけて下さって嬉しいです。すこ〜しですが、自信が持てそうです^^」

というようなご意見をいただくことも多いです^^

安心して下さい^^ 

皆さんは、誰かと比べて「No1」になる!というのがゴールではなく、「自分の個性と強みを生かして、弱点を補強して、更に自分らしく生徒さんに向き合える「Only1」を目指す、という点がゴールです^^
だから、とことん「自己分析」と「自分の強みを実践に反映させ、弱点をカバーする」という、この2点を繰り返すだけです^^


Step4.「授業でのお悩み」編
授業のフィードバックを終えたら、「じゃ、次回の模擬レッスンについて話しましょう!」と、改善点を次回に向けて生かすという、新たな目的にむけてスイッチを切り替えます。

そこで、受講生の皆さんより、初回の模擬授業を終えて、お悩みをいただくことも多くあります。このお悩みも、受講生のみなさんが自分で気づき、「これは私の課題だな〜」と、相談して下さいます。

とても主体的な流れで、すっごくいいと思います!

「自分の知識が不安で、どこまで教えて、どこまで教えないかの線引きが難しいです。これも教えたい、あれも教えたいってなってしまい、区切りをどこでつけるかが課題だな〜と感じました。」

とのこと。

ほんと、そうですよね。

自分軸で教えるって、どの活動にしても「範囲」を自分で決めるのが難しく、ここをある程度整えてくれているのが教科書ですよね。

っということで、教科書を使わないと、どうやって教えたらいいのか、何を教えたらいいのか全く分からない、、、という教師の皆さんの声をよく聞くんだな〜と思います。

私も日本語教師になって約15年(くらいだと思います^^)、「パソコン一つで、世界中、どこでも働けるスタイルを確立したい。そのためには、日本語教師の知識の基本である「文法」をしっかり身につけ、それを生徒さんに合わせて「臨機応変」に出せる力を身につける必要がある」という「世界中を回りながら働ける「自分定義」を定め、そこに向かってこの間、いろいろチャレンジしてきました。

ですので、基本、どんな活動、考え方にも、一通り「固定概念ではない、自分軸で選ぶ選び方」という考えを持っています。

ここが、こういうときのアドバイスにとても役立ちます。

最終的には、自分で「自信を持って」選べる、決められる「自分軸作り」が、必要で、ここを手に入れたとき、しっかりと「これから私は一人で出来る!」と思えるのだと思います。

誰かの真似ではなく、世の中の「日本語教師とは」の固定概念ではなく、「私はこうしたい!」「これが私!」という自分を肯定しながらお仕事に繋げ、生徒さんから信頼を得られる生き方ができる仕事だと思っています。

っということで、今日はここまでです^^

少しでも
「私の中にあるものって、固定概念だったんだ。ここにずっととらわれてきたけど、なんだ、自由でいいんだ!」
と思える日本語教師の皆さんが増えるといいな、と思っています^^


では、この『JIC日本語教師養成講座』で、また、新しい出会いがあることを楽しみにお待ちしております^^

4月の2名様、引き続き募集致しております♬(各、個別対応です)

Chihomi



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?