世界にはちゃんといい人もいるのだとわかった(退職あいさつ)
急な発表となってしまいまいごめんなさい、この度3月いっぱいをもって退職することになりました。
明日が最終出社になります。
こちらの部署には1年半在籍しました。思い返せば至らない点ばかりでご迷惑をおかけしたと思いますが、そのたびに皆さんに助けていただきました。
ありがとうございました。
恥を忍んで申し上げると、前の部署では社内失業している期間が1年以上あり、自分はなぜこの会社に入社してこの場所にいるのかわからず、今なんのための時間を過ごしているのか意味を見いだせない時間を長く過ごしていました。
しかしこの部署ではちゃんと1人の人間として接していただいて、仕事を経験させてもらって_まあ上手くできなかったんですが_、そして部署や会社を超えた沢山の人に関わらせてもらって、なにより沢山助けていただいて、
やっとこの会社に入った意味というか、これからの人生にもっていけるような何かを見出すことができたかなと思っています。
そんな時間を与えていただいて心から感謝します。
そしてこの部署での経験をした今から過去を振り返った時、あの社内失業していた時間もそれはそれで大切な時間だったのだと、_人生には何も生み出せない、何の意味もない、ただ虚無な時間を過ごすこともあるのだと、孤軍奮闘してみてもその努力をあざ笑うかのように不運の渦に巻き込まれてしまうこともあるのだと_それを芯から知るための時間だったのだと、今は思っています。
そんな風に、過去を新しい解釈で捉えることができるようになったのもここでの経験のおかげだと思っております。
繰り返しになりますが、本当に感謝しております。
わたしはここが嫌になって辞めるわけではないです。
自分のこころがしっくりと納まる場所はもっと他にあるのかもしれないと思って新しい場所へ行くことにしました。
ですので、皆さんからいただいた愛_仰々しい表現だけど不安定なわたしを受け入れてくれたのは無償の愛だと思います_と同じだけのものを皆さんに返せていただろうか、という心残りもあるのですが、
せめて新しい場所では、皆さんがわたしにしてくれたことを返せるようになっていきたいです。
今までひどい経験ばかりだったわけじゃないけど、世界にはちゃんといい人もいるのだと分かりました。
そのことがわかっただけでもこの部署にいられてよかったです。
ここで過ごした時間は、わたしにとってかけがえのない時間でした。
皆さん、今までありがとうございました。
ご縁があったらまたどこかで会いましょう。
ここまで読んでくれたあなたがだいすき!