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美味しいコーヒーの入れ方講座を学んで


2022年3月に書いたものです。

ときどきドリップコーヒーを購入する。
自己流に入れ、ミルクを入れて飲んでいた。コーヒーは苦いものだと勝手な先入観を持っていた。

パルシステムのオンラインで開催された「プロから教わる、美味しいコーヒーの入れ方講座」を受講してからブラックを飲むようになった。


講師は小川珈琲に勤める2、30代くらいの女性。普段は「店舗に入った新人にコーヒーの入れ方を教えるのがメインの仕事です」と話していた。


まずは会社の説明と、コーヒー豆ができるまでの過程を教えてもらう。


種子を蒔くと、約50日から60日で
発芽。
苗床で8から12ヵ月間育てられたあとは、農園に植え替えられる。
コーヒーの花は白色でジャスミンに似た香りがするそうだ。

順調に育てば、植え替えをして
2、3年目で農産物として収穫ができ、
その後10年間ほど収穫できる。


青い実が熟成し、サクランボのように赤い実が色づくと収穫する。
この実を「コーヒーチェリー」と呼ぶ。コーヒーの生豆はコーヒーチェリーの種子にあたるのだそうだ。


普段は焙煎された豆か、粉状になったものしか見たことがなかった。
コーヒーは農作物で、天候に左右されると改めて理解した。

美味しいコーヒーを安定して届けられるように、バイヤーが1年の半分以上
世界を巡って過ごしている。
直接産地にリクエストをして、会社の
基準にあった生豆を仕入れているから他社より販売価格が高くなると話していた。

さて、美味しいコーヒーの入れ方に入るのだが、今回はオンラインなので講師の入れる3人分のコーヒーの抽出の仕方を皆が画面越しで見た。

残念ながらオンラインでは匂いや味わいは伝わらなかった。

しかし参加者には、事前に試供品でもらったドリップコーヒーを、自分で入れて飲む時間も含まれており講義は1時間半で終了。


ドリップの美味しい入れ方は、商品が入っているパッケージに絵と共に記載されている。



カップにドリップを固定し、
少量のお湯を注ぎ20秒蒸らすのが
1番のポイント。

お湯の温度は85度から95度くらい。


2,3回に分けてお湯を注ぐ。


1回のドリップに対しお湯は130mlから140mlの量が適量。

お湯を注ぎ終わると少し泡がでている
くらいでカップから外す。

実はこの泡は、灰汁のようなものなので入れきらずに捨てた方がマイルドな
味わいになる。


この講義を受けて反省した。

以前の私は、熱いお湯を並々と注ぎ
薄いコーヒーに仕上げ、
飲みきれずに残していた。


図に書いてある通りに入れると、
少量で適温の優しい味のコーヒー
なるので全部飲みきれる。

せっかくパッケージに美味しいコーヒーが味わえる方法が書いてあるのに
読もうとしなかった自分。

家電製品も必要最低限しか
説明書を読まない。

生産者がどれだけ企業努力をして
良い物を提供してくれていても、
消費者である私が、活かしきれなければ価値が半減してしまうと感じた。


これからは美味しくドリップコーヒーを入れてコーヒータイムを大切にしたい。


#私のコーヒー時間

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