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観に行った舞台の感想を書くアカウント

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記事一覧

「異説 東都電波塔 陰陽奇譚」について

※本記事はいち舞台好きの、あくまで素人の感想です。 また、ネタバレを含みます。閲覧の際はご注意ください。 スクリーン×舞台!まず、本舞台で最も特徴的で驚いた点が…

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1年前
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「Reduce:Reuse:Restart ~瓦礫のヒーロー再び~」について

※本記事はいち舞台好きの、あくまで素人の感想です。 また、ネタバレを含みます。閲覧の際はご注意ください。 「舞台」が詰まったすごい舞台土曜日の午後。 13時回を観終…

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1年前

「法螺噺 アオイトリ」について

※本記事はいち舞台好きの、あくまで素人の感想です。 また、ネタバレを含みます。閲覧の際はご注意ください。 「絶望」の雰囲気まず舞台全体において印象的だったのは、…

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1年前
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「熱海殺人事件」(ザ・ロンゲスト・スプリング)について

※本記事はいち舞台好きの、あくまで素人の感想です。 圧倒的なシームレスさ個人的に本舞台で最も「スゴい…!!」と思った点は、タイトルにある「シームレスさ」である。…

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2年前

「袴DE☆アンビシャス!2022」について

※本記事はいち舞台好きの、あくまで素人の感想です。 また、ネタバレを含みます。閲覧の際はご注意ください。 「スポ根」の王道×独自の要素本舞台は「袴女子×スポ根×…

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2年前
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「水の中の狸」について

※本記事はいち舞台好きの、あくまで素人の感想です。 ・胡蝶の狂気 様々な理由で舞台「かちかち山」を練習する演劇部。ここに入部してきた狂気の天才、真央が全てを変え…

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2年前
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✎「ときステ」について

※本記事はいち舞台好きによる感想です。あくまで素人の感想なのであしからず。 ・「折れる」ことと「折れない」ことまず、本舞台の情報を見て思ったことが「文房具」設定…

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2年前
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「異説 東都電波塔 陰陽奇譚」について

「異説 東都電波塔 陰陽奇譚」について

※本記事はいち舞台好きの、あくまで素人の感想です。
また、ネタバレを含みます。閲覧の際はご注意ください。

スクリーン×舞台!まず、本舞台で最も特徴的で驚いた点が一つある。
言わずもがな、舞台にスクリーンが張られていた点だ。
このスクリーンの使い方が面白かった!陰陽のエフェクトやチーム魑魅魍魎の演出、果てはエンドロールでのVtuberさんの登場など、「やりたい演出を楽しんでる感」が見ていて気持ちよ

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「Reduce:Reuse:Restart ~瓦礫のヒーロー再び~」について

「Reduce:Reuse:Restart ~瓦礫のヒーロー再び~」について

※本記事はいち舞台好きの、あくまで素人の感想です。
また、ネタバレを含みます。閲覧の際はご注意ください。

「舞台」が詰まったすごい舞台土曜日の午後。
13時回を観終え、シアターを出る。そして私はある感想を抱いた。
それは、「この舞台、”全部”があった…スゴかった…」というものだ。

本舞台の劇団様が推している「コメディ要素」はもちろん最高に面白かったし、キャラクターの死別から始まるシリアスさの加

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「法螺噺 アオイトリ」について

「法螺噺 アオイトリ」について

※本記事はいち舞台好きの、あくまで素人の感想です。
また、ネタバレを含みます。閲覧の際はご注意ください。

「絶望」の雰囲気まず舞台全体において印象的だったのは、開幕から苦しいくらいに展開され続けていた「絶望」の雰囲気である。
開幕から終盤にかけて、みちると母親、兄の痛々しい関係、いじめ、そして「妄想」と現実パートを経て、狂気が振り積もっていくような構成が展開され続けていた。

これに伴って、最初

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「熱海殺人事件」(ザ・ロンゲスト・スプリング)について

「熱海殺人事件」(ザ・ロンゲスト・スプリング)について

※本記事はいち舞台好きの、あくまで素人の感想です。

圧倒的なシームレスさ個人的に本舞台で最も「スゴい…!!」と思った点は、タイトルにある「シームレスさ」である。
本舞台の歴史はどうやら古いようで、何十年も前から同タイトルで公演がなされているらしい。よって昔ながらの演劇によくある雰囲気(マシンガントークや独特のコメディなど)があり、良くも悪くも「独特さ」というものはどうしても存在したと思う。
そん

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「袴DE☆アンビシャス!2022」について

「袴DE☆アンビシャス!2022」について

※本記事はいち舞台好きの、あくまで素人の感想です。
また、ネタバレを含みます。閲覧の際はご注意ください。

「スポ根」の王道×独自の要素本舞台は「袴女子×スポ根×グズグズコメディ」と銘打っているように、とてもストレートなスポ根モノであった。だが特筆すべきは「王道を往きながらも新しい」点だ。

まず王道な要素として、全て挙げるとキリがないものの個人的に好きな点は
・主人公が挫折や葛藤を抱えながらもそ

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「水の中の狸」について

「水の中の狸」について

※本記事はいち舞台好きの、あくまで素人の感想です。

・胡蝶の狂気
様々な理由で舞台「かちかち山」を練習する演劇部。ここに入部してきた狂気の天才、真央が全てを変えていった。新入りにも関わらず堂々と発言し、「全国制覇」を掲げる真央。異質な彼女に、徐々に部員が侵されていく。
異様ともいえる舞台への熱量、一方で生まれる部員同士の軋轢、そして挫折。部員にとって、この時間は決して短くなかったはずだが、思い返

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✎「ときステ」について

✎「ときステ」について

※本記事はいち舞台好きによる感想です。あくまで素人の感想なのであしからず。

・「折れる」ことと「折れない」ことまず、本舞台の情報を見て思ったことが「文房具」設定の奇抜さである。
一見すると不要にも思えるこの設定。実際、序中盤は王道とも言える学園青春モノだったために、その時の私は「果たして彼ら(キャラクター達)は文房具である必要があるのだろうか…?」と思っていたが、この疑問は終盤に一気に解消される

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