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パーキンソン病 訪問看護ステーションリハビリをおすすめする3つの理由

パーキンソン病をシリーズでお届けしているnote

今回は【訪問看護ステーションのリハビリをオススメする理由】編です。

診断されてから、「どのサービス」を「どのタイミング」でやったらいいの?と、分からなくなってしまいます。

それもそのはず。
パーキンソン病は個人差があるため、「ここで、このサービスをやった方が良いですよ!」と明確に分けることができません。

このnoteでは以下を分かるように3つのポイントが分かるようゴールを設定しました。

① 家庭で負の連鎖を断ち切れる
② 早期からの医療的視点を自宅に届けられる
③ 医療保険で費用面の負担が少なくなることを理解する

では、ひとつひとつ、確認していきましょう。

①リハビリは負の連鎖を止める役割を担う

パーキンソン病は難病の1つであり、「長いお付き合い」を余儀なくされる病気です。

わたしの経験ですが、療養生活が長期にわたるため、ご本人だけでなく、ご家族も大きなストレスに陥り、マイナスの悪循環に陥ってしまうご家庭が多いです。

慢性進行性疾患であるため、とにかく不安になります。
「動きの病気」であるパーキンソン病は転倒リスクも高いため、何らかの転倒・転落をされます。
その時、ご家族は「○○○って言ったでしょ!」と感情的な議論になることが少なくなりません。

感情的になりご家族がご本人へ「もうベッドから動くな!」などの全か無か?の議論になってしまうこともあります。

不安により、何か行動を起こさないと!と民間療法に大量の費用を使ってしまったり、高額な健康器具を購入してしまうケースもありました。

費用が増えると、「この生活がいつまで続くのか?」と、先行きの不透明から不安が増大していってしまうのですね。

そんな時は、負の連鎖を断ち切る「訪問看護ステーションリハビリ侍」を召喚してください。

訪問リハビリは早期から医療的視点を自宅に産地直送するイメージです。

② 訪問リハビリは医療的視点を自宅に届けられる

訪問リハビリは早期から身体の状況を維持する、動きの質を向上するために機能します。

それだけではなく、進行性であるパーキンソン病を「根性論」としてご家族が感情的になってしまうところに医療的「理論」としてアドバイスすることができます。
わたしはこの根性論、感情論となってしまい、家族と本人がなじり合いのケンカになってしまう状況にたくさん居合せました。

もう声をかけた瞬間からケンカ腰になってしまって、話が全く噛み合っていない、なんて状況を打破しなければいけません。

「これはお薬の調整で先生に相談してみましょう」や
「こんな福祉用具を使ってみてはいかがでしょうか?」とアドバイスできます。

病状の進行で看護師さんの頻回な訪問が必要となった時にはスムーズに看護師さんの回数を増やすこともできます。

医療機関からの訪問リハビリとなると、看護師さんの訪問が必要となったら、改めて事業所を選ばなければなりません。

加えて、訪問看護ステーションからのリハビリは「医療保険」としてカウントされるため、医療費を公費として助成してくれます。
費用負担も少なく、長期でも関係性を作れるのが訪問看護ステーションです。

次は、訪問リハビリを事業所別にみた保険制度の違いについてです。

③ 医療保険で費用面の負担が少なくなる訪問看護ステーションからのリハビリ

訪問リハビリは
①医療機関・クリニック・老人保健施設から
②訪問看護ステーションから

この2つに分けられます。
概ね、訪問リハビリとしては似ているサービスなのですが、パーキンソン病で大きな違いがあります。

・医療機関→介護保険を使う
・訪問看護ステーション→医療保険を使う

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訪問リハビリで使う「保険」が変わるのですね。

それがどうしたの?
と声がかかりそうですが、これは非常に大きな違いなのです。
医療保険を使った方がご利用者さんの金銭的負担が減るからです。

パーキンソン病は厚生労働大臣が指定する別表7に指定されているため、所得によってMAXで支払う医療費の上限が設定されます。そして、一定の額面まで医療費があふれてしまうと、あふれた分の医療費は「すべて国が補助」してくれます。

上記のとおり、訪問看護ステーションの訪問リハビリは医療費になるため、費用負担がほとんどのケースで少なくなります。

しかし、これが「病院」や「クリニック」は介護保険となるため、介護給付上限額の影響を受けて、補助を受ける範囲が狭まります。

これにより、「訪問看護ステーションのリハビリ」は医療費の補助があるので、費用負担が少なくなるサービスという設計になっているのです。

さいごに

個人差があるため、「あら?なんだろう、いつもと違うぞ?」と気付けるかどうか?
この視点を持つことができれば、未然に大きなケガを予防したり、予測的に自宅内の環境設定、福祉用具のご提案をすることができます。

早期的な対応がキーポイントとなんですね。
それを達成するために、訪問看護ステーションのリハビリが「費用面」でも「合理性」でもピッタリなサービスだと思うのです。

本日、まとめた
① 家庭での負の連鎖を断ち切れる
② 早期からの医療的視点を自宅に届けられる
③ 医療保険で費用面の負担が少なくなることを理解する

この部分から訪問看護ステーションの訪問リハビリをぜひご検討してみてはいかがでしょうか?

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