在宅での危険予防 (訪問リハビリ目線)
訪問リハビリテーションに従事する、われわれとって、背筋から冷や汗が流れる瞬間があります。それは「転倒した」という情報が舞い込んで来た時です。
「日常の動きを良くするため」「ケガをしないため」にリハビリをしているわたし達にとって、とっても残念な場面の一つです。
「コケないために」どのように対策するのが正解なのか?
これは個人それぞれの身体機能と環境の2側面が複雑に交差するため、簡単に正解を出せません。
この取り組みを「転倒予防」とも表現されます。
メインで考えるのは2つです
・身体機能へのアプローチ
・環境設定へのアプローチ
わたしが所属する日本理学療法士協会から、ちょうど良い冊子が作られていました。
「理学療法ハンドブック シリーズ ⑭在宅での危険予防」です。
最初に危険な場所に「あたりをつける」にはピッタリな情報量でした。
そこで、今回のnoteでは「転倒予防」に取り組み第一歩として
①コケてしまう場所はどこ?
②危険な場所はどこに潜むのか?
③実際の製品検索
以上のことをお伝えできればと思います。
この冊子内容は無料でPDFをダウンロードすることができます。
ぜひ、リンクをクリックしてみてください。
▶︎https://www.japanpt.or.jp/about_pt/asset/pdf/handbook14.pdf
①転倒は住宅で、過ごす場所で起きている
「コケてしまう」ことをイメージすると、いつもと違うことをしている場面で発生するのかな?と思ってしまいがちです。
しかし、実は高齢者の場合、事故の大部分は在宅で起きています。
しかも、いつも過ごしている居室が最も多く、次いで階段、台所が多いことが分かっています。特別な場面で発生してしまう訳では無いということです。
転倒の発生箇所【居室・台所】
いつも過ごしている居室。そこで起こりやすい転倒で多いのは
・つまづく
・すべる
この2つであることが良く分かります。
そのための環境設定として、つまづかないかな?すべらないかな?と目を細くする必要があります。危ない場面を見つけたら、スグ対応しましょう。
煩雑になると危険なケーブル
1cmでも危険!段差を解消しよう
すべるな危険!足をフローリングで滑らさないために
家庭内の事故【廊下・階段】編
夜間は廊下に危険が潜むブラックロード
段差は見やすくして、危険を避けよう
最後に
今回は転倒が居宅で頻発しているということ。
そして、それには対策があって、製品を実際に使って「転倒転落」への対策をしてみてはいかがでしょうか?
こんなアイデアがあるんだ!
製品はちゃんと買えるんだ!
という気づきになる記事になれば、嬉しく思います。
※
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