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「脱皮しない蛇は死ぬ」

「脱皮しない蛇は死ぬ」
── ニーチェ(ドイツの哲学者)

ニーチェが言う「脱皮」とは、
「古い自分を脱ぎ捨てて新しい自分に生まれ変わる」

ということ。

私たちは「成長する」ことを
「一皮むける」とも言いますよね。

蛇は脱皮しないと死んでしまう…

私たち人間は
成長しないと死んでしまう…
ということはありませんが、
成長しない限り自立はできないので、
ずっと誰かのお世話になるか
叶えたいことがあっても
実現させることはとても難しくなります。

それはある意味、
自分自身が創造した
「こんな人生だったらいいのに…」
という舞台を演ずることもなく、
人生に大きな喜びや達成感などを味わうことのないまま
いつか死を迎えることになるのでしょう。

ただ不思議なことに、
特に成長を望まず時間の流れと共に生活をしたとしても
私たちには、様々なドラマの展開があります。

それは、
心が傷つくような出来事であったり、
逆になんだかおもしろいと思える事だったり、
手に入れたいものやこんなふうになれたらいいな…
と思えるような物事や人との出会いが
あったりもします。

仮に、心が傷つく出来事、
つまり、
苦しい、悲しい、つらい、といった気持ちに
押しつぶされそうな出来事が起きたときは、
たとえ解決はできないこととしても、
捉え方を変えてみたら時間が過ぎていくのを耐えられたり、逃げ道を見つけられたりして、
その境遇を乗り越えられることもあります。

これは、独りで乗り越えることが難しいこともありますが、
私が「もう生きていたくない…」と思いながら引きこもっていた中学生の頃は、
そんな中でもひたすら自分で自分を励ます言葉を書き出してみたり、
勇気づけられる歌を聴いてはその歌詞を書いたりしていました。

いろいろな言葉と向き合う中で
その当時は耐えることしかできなかったですが、
今思い返せば、その間にゆっくりと「脱皮」できていたんだろうと、そんな気がします。

少しずつでも「脱皮」をしていくことで、
「脱皮」からの「成長」
になったと思うのです。

もし、「脱皮」ができなかったとすると、
ずっと生きている心地がない、
自分で自分を信じられないし認められない、
表の世界に出ることを拒んで引きこもってしまう、
鬱状態になり誰かの見守りがないと生活ができない、
といった日々を送ることになったり
最悪の場合自ら「死」を選んでしまうこともあります。

「ピンチはチャンス」
という言葉もありますが、、

自分の身に起きた悲痛な出来事やどうしてもうまくいかないこと、
また自分以外の人から責められたり攻撃を受けたときなど、
生きている中で辛いことは当然あり、
受け入れることができない時もあったりします。

それでも生きている限りは、
たとえ誰にも救いを求められなくても、
自分だけは自分が感じている悲しみを一番わかっています。

だからこそ、どんな言葉をかけてあげたら自分の気持ちが落ち着くか、ということが考えられるし、
その言葉は直で自分に伝えられます。

私にとっては、そうすることが結果的に

「脱皮」や「成長」のはじまりとなりました。

自分以外の誰か、家族や友達が身近にいても、
常に助けてくれるわけではないですし、
私の場合は頼りにもできませんでした。

だから、最終的に自分を救えるかどうかは自分自身でしかない…。

元々、私がこう思うようになった最初のきっかけは、
小学1年生の時にいじめを受けた時からでした。

その時は誰にも「つらい」ということを打ち明けることはできず、
ただただ一人で耐えしのぐしかありませんでした。

それでも、小学1年生ながらに耐えていく中で
時間が解決してくれましたし、
少しでも優しくしてくれる人に出会うと、
その存在がとても大きく感じられ、
その優しさに救われたことをとてもよく覚えています。

この経験は、
「ほんの少しの優しさや、たった一言の挨拶や声掛けでも誰かを救えることがある」
ということと、
「私も人に優しく接しよう」
と考えることができるきっかけとなりました。

そして、大人になって振り返ると、
この経験は「感謝」の意味を教えてくれた出来事でもあったと、そう思います。

この経験と気づきは、私の成長過程の大きなステップになっています。

「脱皮」、「成長」しないと死んでしまう、、
というのは大袈裟かもしれないですけど、

自分の目の前に起きている心が傷つくような出来事や
ピンチとなる経験に対して、

「自分がどう感じているか」
「なぜこのことが辛いのか」
「何かうまくいく方法や逃げ道はないか」
「どのようになっていたら幸せや喜びを感じられるのか」

ということを考える機会にしておく。

それがいつの日にか、
他の誰かの救いになることがあったり、
仕事や子育てなどをしていく中で役に立つことがある、
そんな気がしています。

だから、「ピンチ」というのは、
自分だけに投げかけられた悲惨な出来事ではなく、
これから関わっていく人や社会にとっても
何かの課題やピンチに出くわした時に解決していくことの「きっかけ」や「ヒント」にもなり得るのです。


ここまで長くなりましたが、こうして私はこれまで生きてきた中で、
谷底に落ちたり、険しい山を乗り越えなければならないことがいろいろとありました。

このような困難は、多くの方が経験することと思います。

そんな境遇を乗り越えてきた経験は、どこかで誰かの救いや支えになることもありますし、

それが「脱皮」、「成長」とも言えると思うのです。


終わりに、、

私も、そしてこれからご縁のある1人でも多くの方にも、
10年後の自分に「ありがとう」
と言ってもらえる1日1日を積み重ねていけるように、
私はこれからも、グレイトフルライフパートナー、
そして、食育栄養コンサルタントとして
心と身体の健康をサポートする活動を続けていきます。

そして、そのためにはまだまだ「脱皮」を続けていこうと思います!

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食育栄養コンサルタント
悦永くみこ

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