レイキのエビデンス

当サロンで実施している『レイキヒーリング』に関する、エビデンス（科学的根拠）をまとめてみました。

『お客様が良くなるんなら、根拠なんてどうでもいい』

こういう考え方もあるでしょう。

でも、そこは元・理学療法士として、どうしても気になるところ。

理屈っぽい所は、ヒーラーになっても変わらないようです。

日本においては、ほとんど見られない、というか皆無と言ってもいいレイキに関する研究論文。

実は、海外では研究が盛んに行われています。

なんと、令和２年５月９日時点の論文数、2991本です。

この記事では、論文サイトであるPUBMEDを中心に、レイキに関する研究論文の一部を紹介していきたいと思います。

では、参ります。

身体的な痛み

『レイキの痛みへの影響』

：レイキ実施群１０４名と、レイキ非実施群１０８名を比較。統計学上、有意に痛みの程度（VAS疼痛スコア）が軽減した。

2018 May;31:384-387. doi: 10.1016/j.ctcp.2018.02.020. Epub 2018 Mar 10.
The effect of reiki on pain: A meta-analysis.　Demir Doğan M1.

『血液透析中の痛みに対するレイキ』

：15人の参加者に週2回20分のレイキヒーリングを、4週間実施したところ、痛みのスコアに有意な減少があった。

2019 Jun;37(2):148-162. doi: 10.1177/0898010118797195. Epub 2018 Aug 31.
Reiki for Pain During Hemodialysis: A Feasibility and Instrument Evaluation Study.　Zins S1, Hooke MC, Gross CR2.

『椎間板ヘルニア患者の腰痛緩和と活動の改善に対するレイキと理学療法の効果』

：椎間板ヘルニア患者60名をレイキ実施群、理学療法実施群にランダムに分け介入。痛みの程度の改善とADLの改善度合いに有意な差は見られなかったが、レイキの方が改善に要するまでの時間と費用対効果が高かった。

2018 Jan-Dec;23:2515690X18762745. doi: 10.1177/2515690X18762745.
Effects of Reiki Versus Physiotherapy on Relieving Lower Back Pain and Improving Activities Daily Living of Patients With Intervertebral Disc Hernia.
Jahantiqh F1, Abdollahimohammad A2, Firouzkouhi M2, Ebrahiminejad V3.

『人口膝関節全置換術患者に対するレイキの効果』

人口膝関節全置換術後の患者43人を、レイキ実施群、非実施群にランダムに分け、セッションを実施。退院時の疼痛スコアに有意な差が見られ、実施群で疼痛の改善が見られた。

2016 Feb;46(2):17-23. doi: 10.1097/01.NURSE.0000476246.16717.65.
Reiki's effect on patients with total knee arthroplasty: A pilot study.
Notte BB1, Fazzini C, Mooney RA.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　など。

うつ、不安などの精神症状と、それに伴う痛み

『心身の健康のためのレイキの大規模効果試験』

99人のレイキマスターにより、合計1114名のクライアントにレイキヒーリングを実施。痛み、眠気、疲労感、吐き気、息切れ、食欲、不安、抑うつ、全体的な健康状態の評価指標で、統計学的に有意な改善が見られた。

2019 Dec;25(12):1156-1162. doi: 10.1089/acm.2019.0022. Epub 2019 Oct 22.
A Large-Scale Effectiveness Trial of Reiki for Physical and Psychological Health.
Dyer NL1, Baldwin AL2, Rand WL3.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

『レイキの、軽度認知障害およびアルツハイマーの記憶障害、問題行動に対する効果』

24人の60～80歳の軽度認知症およびアルツハイマー患者に対し、記憶障害（MMSEで評価）、問題行動（RMBPCで評価）の変化を測定。24名のうち12名をレイキ実施群、12名をレイキ非実施群として、4週間レイキヒーリングを実施。治療後に、記憶障害と問題行動の両者が統計学的に有意に改善した。

2006 Nov;12(9):911-3.Using Reiki to decrease memory and behavior problems in mild cognitive impairment and mild Alzheimer's disease.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　など。

自律神経失調

『レイキ治療中の自律神経の変化』

45人をランダムに3群に分け、レイキ実施群、レイキ非実施群、レイキ模倣によるプラセボ群に対してレイキヒーリングを実施。非実施群、プラセボ群に対して、レイキ実施群において、心拍数、拡張期血圧が大幅に減少した。

2004 Dec;10(6):1077-81.Autonomic nervous system changes during Reiki treatment: a preliminary study.Mackay N1, Hansen S, McFarlane O.

『レイキは実験用ラットの心拍数ホメオスタシスを改善する』

実験用ラット3匹を15日間毎日90㏈の騒音にさらし続け、そのうちの5日間、騒音開始直前と騒音実施中の15分間、ラットにレイキヒーリング、レイキヒーリングの模倣を実施した。レイキヒーリング実施時に、大幅な心拍数の軽減が見られた。

2008 May;14(4):417-22. doi: 10.1089/acm.2007.0753.Reiki improves heart rate homeostasis in laboratory rats.Baldwin AL1, Wagers C, Schwartz GE.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　など。

まとめ

当サロンをご利用くださるお客様の、抱えている問題と似通ったものについて、レイキのエビデンスのごく一部を紹介してみました。

ラットにも効果があるというのは、大変興味深く、プラセボではないレイキの存在を改めて再認識させられました。

結論としては、痛みや精神的な症状、認知記憶の問題、自律神経の問題について、一定の科学的な根拠が確認されているようです。

他にも、癌・腫瘍、難病に対するレイキヒーリングの効果を検証した論文もありますが、医師法薬事法、景品表示法を勘案して、無料記事であるこの記事ではご紹介いたしません。

当サロンには、初期・末期の癌のお客様、抗がん剤治療中のお客様、神経難病のお客様、精神疾患のお客様など、多様な問題を抱えたお客様が、ご利用いただいています。

もちろん、健康維持のために当サロンを利用されるお客様もおられます。

いずれ、症例紹介として、色々なケーススタディーをしてみたいと、考えている今日この頃です。

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ヒーリングサロン温の手

　　　　渡邊　淳教