ストレスの多い生活をしていると、糖尿病リスクは高くなる!
ストレスは生活習慣病のリスクを高めるということ!
脳の「視床下部」でストレスが認識されると「視床下部」はストレスによって受けたダメージを回復させるために「下垂体」に指令を出します。
「下垂体」は「副腎」にストレス軽減に役立つ「コルチゾール」というホルモンを出すよう指令を出します。
通常は、ストレスを感じるとコルチゾールの分泌量が増え、ストレスが解消されるとコルナゾール値が正常化します。
でも、ストレス状態が長く続き、ずっと「コルチゾール」を出しつづけていると副腎は疲れ果ててしまいますので、「ちょっと休ませなさい」という命令がでるわけです。
こうなると、ストレスがあるにもかかわらず「コルチゾール」が出ないという状態になってしまいます。
これが副腎の疲労状態を「アドリーナル・ファティーグ」と言います。
現代医学では「副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)」なる病態を認めていませんが「副腎不全」あるいは「アジゾン病」という病名であれば存在しています。
「コルチゾール」とはどのような働きをするのか!
コルチゾールは疲労した細胞を元気にする働きを担っているホルモンです。
人体は約37兆2000億個の細胞から構成されていて、ストレスによってダメージを受けるということは細胞がダメージを受けるということです。
細胞レベルのダメージを回復させることができるのが「糖(グルコース)」で、コルチゾールは「糖(グルコース)」が細胞に行き渡りやすくなるように、血糖値をコントロールする働きをもったホルモンです。
コルチゾールが増えると血糖値が上がり、減少する(正常化する)と血糖値は低くなる!
「コルチゾールが血糖値を上げる」のに対し「膵臓から出るインシュリンが血糖値を下げる」と思っている人が多いのですが、血糖値が上がったときにインシュリンが出るのは、細胞が血液中の糖分を取り込むためにインシュリンが必要だからです。
「インシュリン」と「コルチゾール」は反対の性質をもっているのではなくて、協力しあって細胞に養分を送り込んでいるという事です。
「インシュリン」と「コルチゾール」の働きで細胞が再び元気を取り戻すと、ストレスが消えたという情報が視床下部に行き、視床下部から下垂体へ、そして副腎へ「もうコルチゾールをたくさん出さなくていいよ」という命令が出てホルモン分泌が正常な状態に戻るわけです。
ちなみに、コルチゾールとインシュリンはいっしょに働くため、ストレス状態が続き、副腎が疲弊するほどコルチゾールを出しているときは、インシュリンを出す膵臓も仕事量が増えるので疲れています。
副腎疲労の状態にある人は、糖尿病リスクも高まっているということ。
たとえ太っていなくても、食べすぎていなくても、ストレスの多い生活をしていると、糖尿病リスクは高くなるということです。
ヘルコンシェルでは「健康を意識した生活」ヘルスコンシャスライフ(ヘルコンライフ)と、管理医療機器を使用した物理療法を取り入れてセルフケアの実践を推奨しています。
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