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見たいものがこの眼に観え、 聞きたいものが聴こえ、この心の内側に 何らかの反応を生み続ける“わたし”が現れる

それが “わたし” …の世界となっているように感じます。目の前に現れるものに “わたし”…は どう反応するのでしょう?どう反応していたでしょう?その反応の連続が “わたし” という人間そのものを創り出しています。

目の前に現れる全ては “わたし”、に問い掛け続けるもので、それに気づける時と気づけない時…があります。そしてそれ等 その全ては、すべてタイミングで、その人のペースで 一つ一つ、自分でその扉を開けています。

しっくりくる“わたし”の反応は おおよそ 外側からは見え難い内側に 反射として現れる感情が、操る様に陥り その人によって決まった反応が現れることが多く それは 感情が起こるのと同時にパターン化した反応が起きる。というもの。

けれど丁寧に、そして 人生経験を重ねてゆくと、
どんな状態の時、“わたし”は どんなものに反応し どんな感情が湧き どんな表現(反応、わたしを現す行動)となっているのか。それら積み上げてきたものが  “ 形 ”  となって掴めるようになります。


その時、気づくことが出来る。

今まで 築き上げてきたものが、ほんとうの自分の真意に添わない、と気づいた時、“わたし” 自身で そのパターン(習慣、無意識に作り上げられた“わたし”という虚像)を自ら崩すことが出来るのだと。

だから “わたし”の感情や周りの環境、状況に、 今までのパターンに埋もれる“わたし” でなく、本来の “わたし” を活かし生きること…を選択し直すことが 可能です。


それには…今の“わたし” が どんなこと(もの、状態)に反応しているのか、“わたし” の内側に生まれ続けているものはどんなものか、どんなものを観て、聴いて、それ等外側にある多種多様の世界の中で “なに”を取り入れ “わたし”の世界を創る材料としているのか。それに気づくこと。

“わたし” の世界は “わたし”、が創り出しています。“わたし” の世界を創る材料を収集しているのは目の前に現れるものものも、“わたし” が引き寄せています。


目の前に 繰り返される“不快”  と感じるものが現れる時、それは“わたし” の内側に読み解かれていない“なにか” があります。それらは“わたし”自身で読み解いてゆくしかそれらを解き放つ道はありません。誰かがその答えを持っているわけでもありません。

それ等が現れた時、それを見ないようにしたり他に気を紛らわせることも出来ます。けれど、それに眼を背けている間は、繰り返し現れて来ます。それさえも、気付かないことが悪い、ということでなく、繰り返される“不快”な状態がただ在るだけ…ということで、その時が気付くタイミングではなく、“わたし” の準備が調っていない状態があるだけ。

どんなものも状態も “良い、悪い”  は無くて、ただその状態があるだけで、繰り返し“不快” 、と感じる状態も、いづれ 諸々の“わたし” の反応の仕組みを自ら解いた時、どんなものが目の前に現れても“不快” だと感覚が反応していたものが現れても その感情を生じさせることの無い“わたし”に出会うことができます。


“わたし” の内側にどんなものが生まれ続け、今、どんなものに反応し続けている“わたし”が居るのか… その自ら生み続けているものを観る習慣が身に付くと、なりたい“わたし” が 未来に現れる“今を生きるわたし” が 立ち現れる 今、を生きることが出来ます。


生老病死は苦である。とお釈迦様は説かれました。そしてそれ等苦しみから解き放たれる意識の扱い方の方法(わたしの解釈で)も説かれています。この世に肉体を持ち生を受けた、ということが死へと確実に向かっていることや、肉体が老いて肉体の機能が低下し、生活習慣が肉体を痛め付けたり遺伝的な病を負ってしまうこと…それらはどんなに賢く智慧があっても避けることは出来ません。

そういう状態の流れの中で人の生の時は流れています。これら肉体が負ってしまうことにも良い、悪いは無くてただその状態があるだけです。



…であるとすれば、
せっかく 肉体を持ち“わたし”が体験し実感として 人生経験とすることが出来る、“わたし”に与えられた人生の時間を、どの様な状態 や もの、人、こと、に接し続けていたいのか…。それらは全て “わたし”の今の選択次第で変更可能であり、今の“わたし”が 未来の“わたし”を創っている、と 自覚出来るようになると、今、どんなものに触れ、自らどんなものを生み続けると、どんな未来が創造されるのか…それらが分かってくるようになって面白味を持って“わたし”の人生を生きることが出来ます。

人生とは 如何様にも“わたし”のアイディア次第、選択次第で どんな感情や 経験も実感が可能…ということにもなりますね。



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