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Web2 / Web3サービス両方の開発を経験した中で感じた、Web3の面白さと難易度
はじめまして、株式会社HEALTHREE(ヘルスリー) CTOの田中です。
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私は大学時代から、コンピューターサイエンスを専攻する傍ら、友人とともに趣味としてゲームやアプリの開発に熱中してきました。私のサービス開発の原点は友人とのアプリ開発にあるのですが、小さなものを含めるとこれまでに携わったサービスは30を超えています。
自分たちが構想し、作り出あげたものが誰かの手にわたり、使ってもらえたり、喜んでもらえたりすることが非常に面白く、今日までサービス開発を中心にキャリアを歩んできています。
この記事では、そんな私がなぜブロックチェーン技術に惹かれ、ヘルスリーを作ろうをと思ったのか、ヘルスリーを開発する中でどういうところに面白さを感じているのかを伝えられればと思っています。
Web3サービスに惹かれたのは、資産性によるインセンティブの強さ
まず、「Web3サービスとは何なのか」について、この記事では「ブロックチェーン技術を使ったサービス全般」と受け取っていただければと思います。(下記画像参照)
広義ではメタバースなども含みますが今回は取り扱いません。またブロックチェーンの詳細な説明もここでは省かせてください。
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さて、Web3サービスは従来サービス(※Web3と対比してWeb2と言われる)とどのような部分が違うのでしょうか。
ブロックチェーン技術によって実現される分散性や透明性などいくつかの特性はありますが、ユーザー体験として一番の違いは「資産性」があることだと私は感じています。私自身、自分の資産の一部を暗号資産として保有し、Play to Earnと呼ばれるブロックチェーンゲーム(※Web3サービスのうち、ゲーム性の強いアプリケーション)を複数プレイしていますが、自分の資産にプレイがダイレクトに響くユーザー体験は非常に新しく、ゲーム内での行動に大きく影響を与える部分だと実感しています。
具体的には、サービス内のアイテムやトークンと呼ばれるアプリ内通貨の所有権を運営ではなくユーザーの手に渡るようにブロックチェーンを使うことで「資産性」を実現しています。
所有権がユーザーにあるということは、サービス外でもアイテムやポイントのやりとりができるということを意味し、ユーザーはゲーム内で獲得したり強化したものを、市場で売買することができるようになります。
これまでのゲームでは、獲得したポイントやアイテムはゲーム内でのみ活用され、それを市場でやりとりしたり他の資産と交換することはできませんでしたが、それを可能にしたのが、ブロックチェーンであり、Web3サービスの特徴だと考えています。
サービスの中の行動で強化したり獲得したものが、市場でやりとりされることで価値が発生する、というものですが、この様な価値の変動は株価に似ており、サービス全体の盛り上がりにも強く影響されます。自分が使っているサービスや参加しているプロジェクトなどを盛り上げることで自身の資産を増やすことができる、ある種ユーザーが株の世界での株主に似たような部分があるところもWeb3サービスの特徴ではないでしょうか。
私は、この「資産性」が生み出す体験が「健康習慣の確立」というテーマととても相性の良いものであると感じ、CEOの山本と一緒にヘルスリーを構想しました。
資産を増やしたいという強烈なニーズをドライバーにして、健康になりたいけど思うような運動習慣や睡眠習慣はそう簡単には身につけられない、という”不”の解消を実現できるのではないかと考えています。
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サービスを作っていく中で感じた難しさと面白さ
ユーザーに「資産性」を感じてもらうためには、Web3ならではの難しさもあります。
それは、サービス内で獲得できるオリジナルトークンの価格維持をどのように実現するか、ということです。
価格はトークンやNFTの需給バランスで決定するため、供給量をうまくコントロールし、エコノミクスを確立することがとても重要になってきます。
サービス内で実装される機能の多くはこのトークンやNFTの需給バランスに多かれ少なかれ影響するので、企画・実装する際にはエコノミクスを崩さないかに細心の注意を払う必要があり、そこがWeb3のサービス作りの難易度を上げていると感じます。
もちろん、ユーザーに使ってもらわないと意味がないので、Web2同様にユーザーニーズを捉えた機能であると同時にエコノミクスを崩さない配慮が求められる部分が、Web3ならではの難しさではないでしょうか。
ヘルスリーでは、エコノミクスに影響を与える可能性がある機能の場合は企画メンバーや開発メンバーだけでなく経営メンバーも議論に参画し、詳細な仕様を詰めていくほどエコノミクスへの配慮を徹底しており、サービス開発における精鋭メンバーが集まって議論を重ねています。
国に例えると、日銀が行っている金融政策を考えながら同時に政策を考え、実行していくようなものなので、想像するだけでも難易度が高いですが、逆に言うと各メンバーの叡智を結集しないと、良いサービスは作れません。
スタートアップとして、Web3プロダクトとして、世の中に新しい体験とインパクトを残そうとする挑戦に興味のあるかたにとっては非常にワクワクする環境ではないでしょうか。
一緒に挑戦してくれる仲間を募集しています
ヘルスリーでは、一緒にプロダクトを作ってくれる仲間を募集中です。
ブロックチェーン技術ならではの新しい体験を私と一緒に作ってみたい方はぜひ一度カジュアル面談をさせてください。
趣味の音楽・自然・お酒、それらをすべて包み込んでいるキャンプやフェスの話も得意です!
皆様の応募をお待ちしています。
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デザイナー(リードデザイナー候補)
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