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「〇〇〇行ってくる」のナゾ

今日の記事は女性にとっては
全く共感ができない話かもしれないが
ご容赦頂きたい。

あともう一つ。今日の記事は
お食事中に読むには向かない内容なので
朝食やランチのお供に読むことは
オススメしない。

冒頭から断り文句ばかり並べてしまったが
今日の話のテーマは私が長年疑問に思っていた
ある言葉について書こうと思う。

それは「う〇こ行ってくるわ」という言葉である。

男性なら一度は聞いたことがあると思うが、
友人や知り合いと一緒にいると
トイレに立つときにわざわざこの言葉を
発してから行く人が一定数いるのだ。

小学生ぐらいの頃はう〇こに行くことが
恥ずかしいことであると感じる人が多く、
そのような言葉を発する人は少なかったのだが
中学、高校と大きくなるにしたがって
この言葉を聞くことが多くなってきた。

私は仲のいい友人がその言葉を言う度に
「そんなんわざわざ言わんでええで」と
伝えているのだが、
どうもやめようとはしてくれない。

一体この言葉をなぜ男性は発するのだろうか。

今日はそれを考察してみようと思う。

①待たせる時間が長くなる予告
まず考えられる一つの仮説はこれであろう。
小用ならば比較的短時間で帰ってくるが
大用ならば時間がかかってしまうので、
待たせてしまう時間が長くなることを
この言葉を発することで予告してくれていると
考えれば納得できなくはない。

とはいえ、「トイレ行ってくる」だけでも
十分な気もするし、
大用と言っても10分も待たせるわけではないので
わざわざ言わなくてもいい気がする。

②自分が入った後にトイレに入ると臭いという予告
人の家で集まっている時などは
このケースが考えられなくもない。
予め自分が大用をすることを予告しておけば、
他にもトイレに行きたいと思っていた人が
直後に行くことを避けることができる。

ある意味、後の人に配慮する言い方なのだ。

しかし、この理屈が成り立つのはあくまで
人の家で集まって共同のトイレを使う
シチュエーションだけである。

外に遊びに行ったり、飲みに行ったりして
この言葉を発する理由にはならないだろう。

③「お前う〇こしてたやろ」と言われないための予告
私的にはこの仮説が最も有力だと思うが、
人から「お前う〇こしてたやろ」と言われるのを
避けるために、自ら暴露して恥ずかしさを
低減するためと考えるのはどうだろうか。

冒頭にも書いたが小学生ぐらいの頃、
特に男子はう〇こをすることを極端に
恥ずかしいと感じてしまう。

学校で大をするための個室に入る姿を
友達に見られようものなら、
周りで「あいつ今う〇こしてる」などと
言われたりする時期があるからである。

私はもうアラフォーであるが、
職場のトイレで個室に入る時には
いまだに誰もいないタイミングを
見計らってしまうほどである。

男性にとってそれぐらいトイレに行って
う〇こをすることはハードルが高いのだ。

そして、そのハードルの要因は
言うまでもなく、周りからの指摘である。

ならば、その指摘を受けないように
自ら予防線として「う〇こ行ってくる」と発すればいい。

そのような発想で彼らはこの言葉を
発するようになったのではないだろうか。

前に出した2つの仮説の要素もないことは
ないのだろうが、
こうして書きならべてみても3つ目の仮説が
最も有力な気がしてきた。

ちなみに、学校現場では私が感じたような
トイレで大をすることに対する抵抗感を
問題視しているようで、
最近の学校ではトイレに行きやすい配慮が
色々とされているらしい。

男子でも座ション前提で個室を増やしたり
洋式のトイレが導入されたりして
子供たちの中にある「う〇こをするのは恥ずかしい」という
感覚を低減しようとしてくれているのだ。

もちろん、その措置で抵抗感が0には
ならないであろうが、
少なくとも自ら「う〇こ行ってくる」と
発する人は減っていくのかもしれない。

この記事が仮に息子が大人になるぐらいまで残り、
彼らの目に触れることがあるとすれば
「こんな言葉を発してた人がおったんや、ヤッバ」
などと言われるのだろう。

子供の頃に感じていたストレスは
案外大人になっても影を残しているものである。

ある意味この記事のテーマに選んだ言葉は
そのストレスの副産物なのであろう。

このような奇妙な副産物が生まれない
未来が来ることを願いながら、
自分の中の疑問が解決したスッキリ感を
味わう私であった。

スッキリ感と言ってもトイレに行ったわけではないので
あしからず。


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