見出し画像

自信という名のスパイス

今回の記事はファッションについて
書こうと思う。

ただし、事前に断っておくと
私は別にファッションに詳しいわけでも
何でもない。

この記事で書いていることは
あくまで私個人の私見である前提で
読んでいただきたい。

とたいそうな前振りをしたが、
私が通勤路で出会う人の話である。

私は通勤で電車とバスを乗り継いでいる。
幸い家から徒歩5分に駅があるので
そこから電車に乗り、ターミナル駅から
バスに乗り換えるのだ。

私が毎日乗る電車で今年の4月から
見るようになった若者が一人いる。

その若者は金髪のセンター分けで
とにかくオシャレなのだ。

毎日異なる服を着ていて、
それらはどれもシンプルではなく
どこかに崩した着方や
セオリーに反した色使いなどを
取り入れている。

下手をすれば奇抜な服にも
見えかねないコーディネートも
時にはあるのだが、
彼はいつもそれをオシャレと
思われるように着こなしている。

そんな彼と一緒の電車に乗り
途中で私は下車してバスに乗り換えるのだが、
次はバスの中に対照的な人が一人いる。

その人はいわゆる”ダサい”人である。

いつも色の薄い綿のパンツに
妙にカラフルなポロシャツなどを
合わせている。

ではなぜこの人がダサいと感じるかというと
色の取り合わせが奇妙に感じるからである。

私たちが色から受ける印象は
案外大きいと言われるが、
その人はいつも奇妙な色の組み合わせなのだ。

そんな対照的な二人と遭遇する通勤路で
先日こんなことがあった。

電車に乗ると途中から例のオシャレな
若者が乗ってきた。

ふと目をやると、彼はどういうわけか
薄い綿のパンツにカラフルなポロシャツを
合わせて、まるでバスの中で出会う人と
同じような服を着ていたのだ。

その彼は私と同じ駅で降りるわけではないし
当然同じバスに乗るわけでもないので
私が毎日出会う人を見てはいない。

恐らく偶然に彼がコーディネートしたのが
その組み合わせであったのだろう。

ところが、バスの中の人と同じような
素材、色の組み合わせなのに
どういうわけか彼が着るとオシャレに
見えてしまう。

これはよく考えると不思議な話である。

もちろんこの2人は体格も違うし、
顔の印象も全然異なるのだが、
彼らは同じような服を着ても
一方はオシャレに見えて、一方はそう見えない。

この違いは一体何なのだろうか。

その答えは”自信”ではないかと
私は考えている。

電車の中の彼はその服をあえて選び
少しダサいコーディネートをオシャレに
してやろうという自信にあふれていたが、
バスの中の人は消去法的に服を選択し、
自信を持っていないように見えたのだ。

本人に聞いたわけではないので
あくまで私の感想の域を超えないが
実際、私たちの見た目は自信の有無で
見え方が全然変わってくるものである。

自信がある人とない人では
姿勢も変わってくるし、
行動や振る舞いも違ってくるであろう。

新しく買った服や靴を着て出かけると
何となく嬉しい誇らしい気持ちになるが
これはまさにその服を着た自分への
自信の表れなのである。

いくらイケメンであっても
自分に全く自信がなければ
相手にその魅力が伝わらないように、
私たちは自信を持つことができれば
少々オシャレのセオリーを外しても
輝いて見せることができるのだ。

まさに自信は自分を引き立たせる
スパイスのようなものである。

もちろん一定の清潔感は
重要な要素ではあるが、
相手からいい印象を持たれるためには
自信は大切なのである。

この記事をここまで読んでくれたあなたは
今日の自分のコーディネートに
自信があるだろうか。

自分が自信が持てる服だけを
クローゼットに入れることができれば
あなたはもっと輝くはずである。

電車の彼のように毎日違う服を
着る必要は決してない。

もしあなたが自分の服に自信がないなら、
毎日同じであっても
自分が自信を持てるコーディネートを
そろえてみてほしい。

それだけで気持ちは全然変わるものである。



この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?