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企画参加「ミエハルカラオケ残暑バージョン」

実にいつぶりだろうか。

久しぶりにnoteの企画に参加することになった。
しかも、バトン企画の第一走者としてである。

どんな企画かというと
ミエハルカラオケ残暑バージョンというもの。

カラオケと名前はついているものの、
自分が好きな曲を1~5曲紹介するという
とてもシンプルなものである。

この企画を開催されているのはチェーンナーさん。

そして、バトン企画ではないものの
この企画はチェーンナーさんが今のアカウントに
なられる前からされていることは知っていた。

だが、私はこの企画には参加しなかった。

なぜなら、自分の好きな曲を紹介することに
妙な恥ずかしさのようなものを
感じてしまったからである。

私の記事で過去に好きな曲を紹介したことはあるが、
その時には感じなかった恥ずかしさが
なぜか心に浮かんできてしまうのだ。

これは一体なぜか。

そう考えたときに”カラオケ”という言葉が
私の恥ずかしさのネックになっている気がした。

学生時代はカラオケによく行った。
大学生の頃には遊びに行くと言えば
カラオケかボーリングがセットだった気がする。

そんなカラオケも歳を重ねるごとに
縁が遠くなっていき、
今では数年に1度行くか行かないかの
非常にレアなイベントになった。

そして、縁遠くなるにつれて人前で
歌うことに抵抗を感じるようになった。

私自身歌うこと自体はそれほど嫌いではない。
むしろかつては好きな事の一つと
行っても過言ではなかったほどであるが、
今では自分の歌声を人に聞かせるのは
何だか気恥ずかしい気がする。

そして、それと同じぐらい
自分が歌う曲を選ぶことが
何だか恥ずかしい気がするのだ。

カラオケに行くとメンバーによって
求める曲が変わる。

年配の上司や顧客と行く場合には
その年代の方がわかる曲を
選曲しなくてはならないし、
若手たちと行く時にあまり古臭い歌を
選曲するのも何だか気が引ける。

また、気を使わない友人同士であっても、
盛り上がっているところで急に
バラードのような曲を入れたり、
誰かわからないような洋楽を入れることは
避けなければならない気がしてしまう。

こうして書いてみると
何もそんなに難しく考えなくても
いいような気が自分でもするのだが、
実際にカラオケに行くとどうしても
色んなことを考えてしまい、
選曲が無難なものになってしまうのだ。

そして、その結果選曲が恥ずかしいものになる。

このような理由で”カラオケ”という言葉に
私は妙な恥ずかしさを感じていたのだが、
今回第一走者としてバトンを受け取って、
改めてそのルールを見た時に気が付いた。

”この企画には恥ずかしがる理由が何一つない”
ということに。

自分の推しの曲を紹介してもいいし、
単純に懐かしいと思う曲を紹介してもいい。

はたまた、何かエピソードが伴う曲でもいいのだ。

そう思うと、何だか紹介したい曲が
色々と浮かんでくる。

だが、ここはあえて私は1曲だけを
紹介しようと思う。

その曲はこちら。

classの「夏の日の1993」である。

この曲はタイトルの通り1993年に発表された曲で
今から31年も前の曲ということになる。

この曲が流行った当時、私は小学生であったが
サビに入る前のフレーズがとても耳に残っており、
学生時代によくカラオケに行っていた頃に
友人が歌っているのを聞いて私も歌うようになった。

この曲の最大のポイントは何といっても
そのキャッチーなメロディであろう。

その印象的で軽快なメロディとテンポは
まさにカラオケで歌うのにうってつけな
曲だと私は思っている。

では、私がこの曲を今回紹介したのは
それだけが理由なのか。

実はそうではない。

私が今回この曲を選んだのは
大人になってこの曲の歌詞を見てみた時に
この曲に対する印象がゴロっと変わったという
経験があったからである。

歌詞は著作権の関係上記事には載せないので、
下記のリンクから見てみてほしいのだが、

あなたはこの歌詞を見てどのような
印象を受けただろうか。

先ほども書いたように私はこの曲を
学生時代に覚えて、何度も歌ってきた。

カラオケであれば当然のように歌詞を見て
その通りに歌っていたはずなのだが、
私はこの曲を恋人を夏の日に見て
印象が変わったという内容だと解釈していた。

だが、冷静に歌詞を眺めてみると
私の中でその印象がゴロっと変わった。

この曲はもともと自分には合わないと
思っていた何でもない女性が
都会にあるプールで水着姿になったのを見て
そのセクシーさに驚きいきなり恋をするという
内容だったのである。

内容的に別に悪いわけではないが、
何だか情景を想像すると
若い男性特有のイタさのようなものを
私は感じてしまった。

それ以来、この曲の聞こえ方が
何となく変わってしまったのだ。

だが、実はこの曲に限らず
歌詞を冷静に眺めてみると
印象がゴロっと変わる曲というのは
沢山存在しているのではないだろうか。

カラオケに行って歌詞を見て歌っていても
あまり歌詞の内容に意識を向けることはない。

だが、カラオケならば他の人が歌っている時に
その曲の歌詞の内容を冷静に見るという機会がある。

日ごろ歌を聞いたとしても歌詞をマジマジと
見ながら聞くことはあまりないので、
ある意味でカラオケは曲の歌詞をじっくりと味わうための
非常に貴重な機会なのかもしれない。

いまとなってはカラオケに行く機会が
めっきり減ってしまったが、
今回参加させて頂いたこの企画も
歌詞を見ながら聞いてみるいい機会になるだろう。

第一走者として盛り上がる曲を
ガンガン紹介するスタイルも考えた。

だが、今回はあえて私らしい記事のスタイルで
この企画に参加させて頂くことにした。

カラオケで私のターンは終わり。

ここからは色んな方の紹介される曲を
歌詞を見ながら味わう時間にしたいと思う。

ということでこの企画はバトン企画なので
次はこの方にバトンをお渡ししたいと思う。

まゆさんはご自身でバイオリンやウクレレを
演奏されていて、
カラオケよりも「オケ」の方が馴染みが深い方かもしれない。

まゆさん、突然のバトンで恐縮ですが
ぜひこのバトンを受け取って頂けると幸いです。

チェーンナーさん、素敵な企画にお誘い頂き
ありがとうございます!


ちなみにこのように紹介はしたが、
依然として私はこの曲が好きであるし、
現在アラフィフの先輩方とカラオケに行くと
間違いなく盛り上がる曲の一つとして
私のレパートリーに入っている。

男性誰もが一度は通る”イタい”時期を
曲を通して振り返るのも悪くないだろう。

#ミエハルカラオケ残暑バージョン

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