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腕から手のしびれを改善し、優勝できた女性のお話

こんにちは。

奈良県生駒市にあります、はぎの台整骨院です。

春休みは各地でスポーツの大会も開催されて、盛り上がりましたね。何も気にせずに応援や観戦が出来る日が来て欲しいですね。今回は昨年末からスポーツ復帰された方の改善ストーリーです。


患者さんの概要

お子さんの入学ですこし時間が出来た30代の女性がご来院くださいました。学生時代からスポーツに打ち込んでおられたようですが、結婚を機に一旦離れて子育てされていたそうです。

そんな時に近所の友人から「私はバドミントンを、こどもが学校に行っている午前だけで練習してるからおいでよ」と誘われて再開されたそうです。学生時代にやっていたこともあり、久々の運動を楽しまれたそうです。

しかし、帰ってからは何とも言えない疲労感とラケットを持っていた右腕がだるくて仕方なかったそうです。2~3日は家の事をするのもやっとで、なんとか翌週の練習日には、動けるようになっていたそうです。

最初は「長いことやっていなかったし、筋肉痛かな」くらいに思っていたそうですが、練習を繰り返すたびにダルさも強くなり、自分なりにマッサージやストレッチも試みたそうですが、いよいよしびれまで出てきたそうです。

しびれもずっと出ている訳ではないものの、ラケットが握りにくくなる日もあるそうです。しびれやだるさの影響でせっかく再開できた好きな時間を思いっきり楽しめない辛さと、お家のことが出来ない歯がゆさを、なんとかしたいとご相談に来てくださいました。


改善のために

この方の様に、スポーツをしっかりとやられていた方は「我慢強い」という特徴があります。トレーニングや厳しい練習で養われた能力で、いい時もあるのですが、我慢強いために重症になるまで受診されない方が多いように感じます。

これは、当院でも患者さんにお伝えしていることですが、やはり自分でやって出来る範囲には限界があります。自分で考えられるケアを3日やっても変わりがないのであれば、一度ご相談されることを強くお勧めします。あれやこれやと自分で試行錯誤するよりも、早く簡単に良い状態にしてもらえます。

逆に間違った方法で、余計に治りにくくされている方も少なくありません。

改善のヒント

姿勢、動作など詳しく検査をさせていただきました。顕著だったのはラケットを振る右の上半身はかなり硬くなっており、左右差が大きな状態でした。

とても週に一回だけの練習で、出来た硬さに思えなかったので、よくよくお話を聞いてみると、同じチームの先輩に「最初は筋肉がないから、痛くなるよ。練習のない日は、家で素振りをして筋肉を付けた方が早く痛くなくなるよ」と言われ素直にマネしていたそうです。

どうしてもスポーツ動作そのものが左右差があるので、お身体のバランスは崩れやすいです。個人的には久々に再開される方や、ハードに練習される方はこまめな手入れが必須となりますので、きちんと診てもらえるお身体の専門家を見つけておいてください。長くスポーツを楽しむためには、あなたに合った適切なアドバイスを受けて実践することが、改善の最短ルートです。

先輩の一事例が、あなたにも当てはまるとは限りません。信頼できる専門家の方のアドバイスに耳を傾けましょう。

改善の軌跡

初回は最新の治療器を使って、お身体全体の緊張を減らしました。その後で手を使ってお身体のバランスが整えて終わりました。

筋肉に緊張がある時に、長時間揉んだり、強い刺激を与えることは逆効果ですので、あくまでもやさしくソフトな刺激でお身体を調整させて頂きました。しかし、ベッドから起き上がってもらうと「右手が軽い」と驚かれていました。

宿題として素振りは禁止とし、お風呂の入り方と睡眠のアドバイスだけをさせてもらいました。次回は3日後、練習前日に診せていただきました。

初回よりも左右差がなくなり動かせる範囲が広がってはいましたが、しびれがまだ出るとおっしゃられました。

左右差が大きいと、筋肉や血管が圧迫を受けてしびれが起こります。分かりやすい例では正座をした後に、脚がしびれたといった経験がある方も多いと思いますが、あれは折り曲がった脚に体重が載って血流が著しく減ったことで起こります。でもすぐに正座をやめても、しばらくはしびれが続いたのではないでしょうか?

腕のしびれは正座の時と同じで、原因となるものを取り除いても、しばらくは残ってしまいます。スッキリするまでに時間差があります。逆にいきなり一発でしびれがなくなることはほとんどありません。

前回と同じ段取りで処置をさせていただき、動かせる範囲がさらに広がったことを確認してもらい、2回目は終了となりました。

しかし「ちょっと心配なので明日、練習終わりにも診てもらいたいんですけど…」とご本人さんが希望されたので、連日で診せていただきました。

練習終わりに来て下さった際に「あのね、朝からしびれてなくて、練習中も今もしびれがないんです」と嬉しそうに教えて下さいました。安心していただけたので、最初に計画したペースに戻して、診せていただきました。

1週間後、2週間後と間隔を空けてもしびれは出なくなり、腕のだるさも軽くなっていきました。次第に腕ではなく、膝や足首のちょっとした動かしにくさの方が気になるほどに改善されました。もちろん他の部分のお困り事も、その都度お話を聞いて改善に導かせて頂いております。

やはり、お身体のバランスがくずれたままでは、どこかしらから痛みが起こってしまいます。ご自分でなんともならない時は、今のお身体に治れるだけの元気がない場合がありますので、是非とも早めのご相談をオススメします。


改善の先に

腕の心配がなくなったことで、週に一回の練習を二回に増やしてみたそうです。近くの強いチームでの練習に混ぜてもらえることになったそうです。

本当は最初から本気でやっている人と練習がしたかったそうですが、10年以上のブランクからいきなり行くのは勇気がなかったそうです。強いチームでの練習は思っていたよりもハードだったそうで、最初のうちは筋肉痛も出たそうです。

しかし、前回と違うのは、ご自分の身体のいい状態と悪い状態を分かっているから、筋肉痛からの回復も早く、バランスの崩れにも早く気が付くことが出来ると感じられたそうです。

おかげでハードな練習でも、しびれは出ずに自分で望んでいたような練習が出来たそうです。また腕のだるさやしびれでお家の事が困ることもなくなったそうです。

復帰されたときに、目標にしていた3月の大会になんとか間に合い、デビュー戦となるトーナメントで3回勝って見事に優勝されたそうです。

御本人は「県の小さな大会の初心者クラスですから」と謙遜されていましたが、子育てと家事をこなしながら、限られた時間で練習してされた優勝は本当に価値があると思います。途中で練習を続けることができるかどうかまで、苦しまれたところからでも、前向きでひたむきな努力の賜物です。改めておめでとうございます。

また春休みで練習はいけない日々が続いているそうですが、5月の大会に照準を決めて、また歩き始めておられます。いつも思うのですが、女性って本当にパワフルですよね。男性にはそれだけのマルチタスクをこなす体力がないように思います。


まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回の方は、ご自分では気が付くことができないレベルのバランスの崩れが引き起こしたお困り事でした。ご自分でなんとかしようとされておられましたが、ご通院していただいて「もっと早く来れば良かった」と言っていただくことができました。

治療院は、来ていただいて改善するのはもちろん、再発防止と、もし次に痛くなっても早く改善できるような変化を与える場所だと思っています。

今、この文章をお読みの方で似たお困り事をお持ちでしたら、是非ともお気軽にご相談ください。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

この文章があなたのお役に立ちましたら嬉しいです。


TEL 0743760030

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