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税制適格ストック・オプション

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【未上場企業向け】SOICOとアイザワ証券は「M&A対応型ストックオプション利用契約」を共同開発

【未上場企業向け】SOICOとアイザワ証券は「M&A対応型ストックオプション利用契約」を共同開発

SOICO 株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:茅原淳一、以下、「SOICO」)と、藍澤證券株式会社((東証1部上場、証券コード「8708」、本社:東京都中央区、代表取締役:藍澤卓弥、以下、「アイザワ証券」)は、国内の未上場企業向けに、未上場時点の権利行使(IPOに限らない、M&Aによるイグジットを行う場合等)でも税制適格性を維持する新しいスキーム「M&A対応型ストックオプション利用契約」を、

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【税制適格ストック・オプション】
M&Aをされると税制適格要件から外れてしまう理由、知ってますか?

【税制適格ストック・オプション】 M&Aをされると税制適格要件から外れてしまう理由、知ってますか?

こんにちは、大門(だいもん)です。

今回は「意外と知られていないので、単体でまとめていいのでは?」と思った論点について書いていきます。

いわゆる4要件として語られないものの、ベンチャーの資本政策上、極めて重要なポイントになると思われます。(今回はベンチャー企業限定)

税制適格の主な4要件(再掲)税制適格要件については、様々なWEBページ等で公開されているので、簡潔に要点だけまとめます。(再掲

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【税制適格ストック・オプション】
適格要件の「株の時価」を未上場企業で算定する基準、知ってますか?

【税制適格ストック・オプション】 適格要件の「株の時価」を未上場企業で算定する基準、知ってますか?

こんにちは、大門(だいもん)です。

過去のアーカイブはマガジンにまとめておりますが、スタートアップを中心によく出されている「税制適格ストック・オプション」について、今回は未上場企業が発行する際に参照すべき「株の時価」について、裁判事例も引用しながらまとめて行きたいと思います。

税制適格の主な4要件(再掲)税制適格要件については、様々なWEBページ等で公開されているので、簡潔に要点だけまとめます

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【税制適格ストック・オプション】適格要件の「社内」はどこまでを指しているか分かりますか?

【税制適格ストック・オプション】適格要件の「社内」はどこまでを指しているか分かりますか?

こんにちは、大門(だいもん)です。

前々回、前回に引き続き、スタートアップを中心によく出されている「税制適格ストック・オプション」について、適格要件の「社内」とはどこまでを指しているのか、というポイントをまとめて行きたいと思います。

税制適格の主な4要件(再掲)税制適格要件については、様々なWEBページ等で公開されているので、簡潔に要点だけまとめます。(再掲)

【発行形態】本人のみ行使可能(

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【税制適格ストック・オプション】適格要件の「付与決議」って何の決議を指しているか分かりますか?

【税制適格ストック・オプション】適格要件の「付与決議」って何の決議を指しているか分かりますか?

こんにちは、大門(だいもん)です。

前回に引き続き、スタートアップを中心によく出されている「税制適格ストック・オプション」について、行使可能期間の起点となる「付与決議」とは何の決議を指しているのか、というポイントに触れていきたいと思います。

税制適格の主な4要件(再掲)
税制適格要件については、様々なWEBページ等で公開されているので、簡潔に要点だけまとめます。(再掲)

【発行形態】本人のみ

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【税制適格ストック・オプション】適格要件の「社員」ってどの時点での社員か分かりますか?

【税制適格ストック・オプション】適格要件の「社員」ってどの時点での社員か分かりますか?

はじめまして、大門弘和(だいもんひろかず)と申します。

このノートでは主にストック・オプション(稀に他の株式報酬制度)にまつわる実務と最新のトレンドを書いていきます。

第1回目の記事では、スタートアップを中心によく出されている「税制適格ストック・オプション」について、どの時点での「社員」であれば税制適格とみなされるか、というポイントに触れていきたいと思います。

税制適格の主な4要件
税制適格

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