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七五書店行ってきた感想と今は亡き書林房五常の話

 きっかけは確か自分が歌集を出したら置いて欲しい地元の書店を羅列しているときに見つけたんだと思います。ええ、記憶が曖昧ですが。喫茶店(まほろば珈琲館)併設で規模の割に濃ゆい品揃えしてることが分かったのでモーニング食べに行きがてら伺いました。

 まほろば珈琲館、モーニングは無かったんですがコーヒー自家焙煎で蔵書がちょっと渋かった。日本画の画集とかあった。まほろば珈琲館の感想は以上。

 それで、コーヒー飲み終わって七五書店の方に行ったんですよ。まず目に入ったのが貼っつけたツイートのとおり入口正面の平台に虐殺器官、ハーモニー、戦闘妖精雪風(すべてハヤカワ文庫JA)が置いてあった訳です。まぁツイートでは分かりやすく本棚って書いたけど実際には枕元に文庫ケースがあってその中に入っているんですけども。どうでもいいな。

 で左側から店内を進むと新刊コーナーに現代短歌のニューウェーブとは何か?(短歌ムック「ねむらない樹」別冊) が陳列されていたわけです。この時点で、現代短歌のニューウェーブ(以下略があるってことは十中八九ねむらない樹はあるはずだし、そうなると書肆侃侃房の新鋭短歌シリーズとか現代歌人シリーズとか絶対あるよなぁと思って更に進むと案の定ありました。うん、分かってた。もちろんそれだけではないんだけど割と書肆侃侃房に偏っていたのでああ、ここの店員さん好きなんだなと思わずにはいられなかった。そして向かい側の雑誌棚には短歌研究と歌壇。あ、今月の短歌研究詠草にわたし載ってました(隙あらば自分の宣伝に励むスタイル)

 それでぐるーっと回ってレジ前の移動棚の下部にもそこはかとなく歌集あるし、レジ横の、入口入ってすぐ右の辺りは出版社のフリーペーパー……というか書肆侃侃房のフリー冊子あるじゃないか!取り寄せようかと思っていたけどフリー冊子だけ取り寄せるのもなぁと思って諦めていたやつが!もちろん貰いました。

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 それと御書印帳もある!御書印帳っていうのは御朱印帳の本屋版みたいなものみたいです。わたしも一昨日知ったばかりだけど。

 まだ始まったばかりなのか御書印帳は無料で貰えるみたいだったので(御書印を捺してもらうのは有料)なのでお会計がてら捺してもらいました!

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 見本には無かった七五書店を詠んだ短歌まで書いてくれた!まぁ買ったものが短歌研究で書肆侃侃房のフリー冊子貰ってりゃ通じると思われますわな。

 とりあえず今のお気持ちとしては、歌集出したらここに置かれたい!というか置かれてやるわ!

 それと、ふと思い出したこと、最寄りの本屋だった書林房五常も普通の町の本屋さんのふりしてる割には異様に絵本とか児童書の品揃えが良かったよなぁと。飛ぶ教室(注 児童文学の方じゃなくて雑誌の方)売ってたし。同じ建物のコメダにもやたら絵本が置いてありました。
 今の今まであの品揃えは店員さんの趣味だと思っていたけど、立地から考えたら近くに柳城(※保育系の女子大)あるからだったのかも知れないな。どっちでもいいけど。今リサイクルショップになっちゃったし。
 
 無くなって感傷に浸るくらいならもっと頻繁に利用すればよかった……とは一切思いません。一応最寄りだから利用しようとはしたんだ。でも、人気の雑誌を確保するために一分一秒を争っているときに電話で問い合わせて「少々お待ち下さい」で店頭を確認しに行くスピードじゃ間に合わないんだ。
(本屋全体のシステムがアナクロな件については長くなるのでまた別の機会に)

 あれですよね。小さいお店が生き残るためには強みというか聖地化が必要なんだろうなぁと思いますよ
(とくに今日の話とは関係がない平和園を思い浮かべつつ)

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