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シェアで「開業」一足飛び 料理人や美容師、場を共有

日経MJは面白い記事が多いんですよね。日経新聞のウェブ購読しているメリットです。

要約すると…
・シェアリングを活用して専門職の独立開業を支えるビジネスが広がっている
・シェアキッチン施設では場所の提供だけではなく、ITを活用したコンサルティングも提供している
・シェアリングエコノミーの市場規模は2030年後には14兆円規模に拡大すると見通されている

シェアには4つ(スペース、移動、リソース、モノ)の種類があるそうです。
この記事がわかりやすかったので、ぜひご覧ください。

スペースシェア=ルームシェア、キッチンシェア、民泊
移動のシェア=カーシェア、相乗り
スキル(人手・能力)のシェア=ランサーズ、ベビーシッター、美容師
モノのシェア=メルカリ、衣類・バッグのシェアサービス

日経MJの記事によると、モノのシェアは今から2030年まで3倍程度しか伸びないそうですが、スペースのシェアが12倍、スキルのシェアが10倍程度伸びる見込みだそうです。
たしかにモノのシェアって「使ったことある」っていう人多いですが、スペースのシェアって使ったことある人少ないですよね。
私はシェアハウスに住んでいますし、海外旅行時に民泊を使ったので結構スペースのシェアを経験しているのですが、ここまで使った人は職場にはいません。

私の職場はゴリゴリの日本企業なので「シェアハウスに住んでる」って言うと珍しがられます。

スペースのシェアに関しては今後勤務地のシェアという動きも盛んになると思うので、たしかにこれからの伸びが期待される分野だと思います。
スキルのシェアに関しては、副業が定着しつつある今伸びることは確実だと思います。
ただこの日系MJの記事で紹介していたのは、本業としている人たちのシェアでした。

そういった人たちはフリーランスというくくりになるのですが、社会保険制度が最低限しか無いのが現実です。
堅実な人、ちゃっかりしている人はきちんと貯金をし、小規模共済などに加入しているのですが、50代でも貯金がほとんどない人を仕事柄見たことがたくさんあります。
「情弱は最弱」と友人がよく言っていますが、社会保険も含めて身を守る制度をきちんと教えることも、今後のシェア会社には必要なのではないでしょうか?

独立する人はやる気があって、そういう人に「怪我をしたら」「老後は」という話はなかなか伝わりづらいと思います。
であれば、義務教育もしくは専門教育のタイミングで社会保険や貯金・資産形成について教えておくことも大切だと思います。

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