見出し画像

日本は起業チャンスの宝庫 欧米育ち、アナログの壁挑む

今日は日経新聞に載っていたEventHubという会社を経営する山本理恵さんの話から書きたいと思います。

・EventHubは2016年に設立されたオンラインイベントの運営管理システム会社
・社長の山本さんはイギリス生まれ、アメリカ育ち、マッキンゼーで国際感覚を培った
・日本はイノベーションの余地が大きいにも関わらず、新しい技術で勝負するスタートアップが少なく感じ、日本で事業を興すことを決めた

この方は大学3年生のときに2ヶ月半東京のオフィスでインターンシップをしたそうなのですが、そのときのことを「日本企業社会に苦い経験もあった」と書かれている3つの理由があります。

①     名刺の出し方・敬語・部屋に入る順番などに戸惑った。
確かに日本に長年住んでいるとアルバイトの接客経験やドラマで、おエライサン同士の名刺交換の場面を見たり、敬語・謙譲語・尊敬語の使い分けを見る機会が多々あります。
そのおかげで(せいで)就職活動時や入社直後のあの堅苦しいルールに対しても「まぁこんなものなのかなぁ」と適応することができたと思います。
ただ帰国子女の子たちが口を揃えて「運動会の行進の練習は理解できない」という通り、私達日本人は型にはまるということに小さい頃から慣れさせられているのかもしれません。

②     内勤の長時間労働にストレスを感じて体調を崩した
海外だと長時間労働が少なかったり、外勤が多かったりするのでしょうか?
インターンシップでそんなに長時間労働させることがあるのかな…?とも思ったのですが(私が就職活動をした15年前はインターンシップなんて全然ありませんでした)、内勤の長時間労働にストレスを感じるのはなんとなくわかる気がするかなぁと思いました。
私は大学時代イベント会社でアルバイトをしていたので、ほぼ毎週別の現場に行っていました。

それが就職した途端に毎日同じ場所、しかも朝8時から20時まで、しかもしかも何年続くかわからない…お日様が昇っているときに外に出る機会なんてない…初めの半年くらいはそこに適応するのに苦労しました。
慣れてしまった今となっては「今更違う場所に行くのは面倒くさい」「毎日同じ場所で同じことすればいいなんてサイコーじゃん」と思っていますが、海外育ちが長い人、新卒の人はたしかにそう思うかもしれません。

③     「外国育ち」と色眼鏡でみられることにたびたび違和感を覚えた
私も色眼鏡で見ちゃうなー、未だに。
普段働いている会社にも一人帰国子女の方がいるのですが、そういう雰囲気は隠しているのか出ていませんね。
多分日本社会の3割くらいが外国人にならないと、なかなか根深いムラ文化の意識は覆せないと思いました。
(良くないとは思っている!)

この記事の冒頭でこの方はウクライナの人とオンラインで面接をし、遠隔での業務委託を決めています。
日本でもこういった動きが今後活発になっていくと思うので、多様性というものに対応できる自分になりたいなと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?