映画「M3GAN/ミーガン」感想

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時間：1時間42分
ジャンル：ホラー、サスペンス
視聴媒体：AmazonPrimeVideo
種類：吹き替え

あらすじ

おもちゃ会社の優れた研究者であるジェマは、子供にとって最高の友達であり、親にとって最大の協力者となるようにプログラムした、まるで人間のようなAI人形＜M3GAN（ミーガン）＞を開発。ある日、両親を亡くし孤児となった姪のケイディを引き取ることになったジェマは、ミーガンに対し「あらゆる出来事からケイディを守るように」と指示するが、それは想像を絶する事態を招くことに…。

あらすじ

ネタバレあり感想

　ロボット暴走系ホラー。面白かった～！ミーガン可愛い！
パートナーになった子供を守るための行動から暴走しだして人を殺していく系のやつです。ロボットであるミーガンの作成者ジェマが結構な自分本位の性格なので必然的にミーガンの方を応援したくなる映画だと思います。最後はちょっと反応変わるけど。
最初はこっそり犬を処分してただけなのに、後半はこそこそせず邪魔者を排除していて、それでもなおケイディと一緒になれると思ってたのが謎でした。無理だろ。
個人的には最後にミーガンがケイディに対して「恩知らずのクソガキ」と言ったのが微妙でした。何をされようが「もう、しょうがないな。悪戯しちゃダメだよ」って言われる方が怖くないか？話が通じないんだというわからせをしてくれ！
けれど恐らく「AIが人間のように自分本位に行動する」ことの方がこの製作者にとっては怖いことっぽいです。自分本位を強調するならもうちょっと子供を無視した動きをしてほしかったし、そうじゃないなら根底の「子供を物理的・精神的に守る」を遵守して「クソガキ」なんて言わないでほしい。それに自分本位に行動することはたしかに怖いっちゃ怖いけど、それはそれでロマンあるじゃん？怖さよりロマン感じちゃうじゃん。

ちなみに今作で一番可哀想なのはケイディだと思うんです。両親を亡くし、叔母に引き取られたと思ったら全く相手にされずなぜ引き取ったのかわからない状況で、子守代わりのおもちゃを与えられてそれに依存していき、ミーガンを取り上げられると暴力性が増し、そして最終的には自らミーガンを壊す羽目になる。やっぱ可哀想なのケイディだろ。

研究者ジェマは姉との約束だろうがなんだろうが「子育てなんて自分にはできない」と思ってたのになんで引き取ったのか最後までよくわかりませんでした。乗り気な親戚に任せなよ。杜撰な対応されている方が可哀想だろうが。

　映画のオチとしては「最終的にミーガンを壊して助かって良かったね！しかしスマートホーム家電が動いている。まさか……」というミーガンはまだ意識があるのかもしれないと思わせるオチなのが好きでした。でもこれ以上続編を増やさないでほしい気持ちもある。こういうのは最初が一番面白いんだよな～。