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【本の紹介】ポンコツなわたしで、生きていく。

自分の選択が間違っていたんじゃないか。
逃げただけなんじゃないか。
前の職場でももっと頑張れたんじゃないか。
どうして自分は他の人みたいにできないんだ。

そんなことを考える方いらっしゃいませんか?

私は、しょっちゅう考えています。
転職してすぐに妊娠が発覚し、体調を崩しがちになって入院しているときは特に…。


ポンコツなわたしで、生きていく。

ポンコツによるポンコツのためのポンコツ生存戦略

帯より


内容紹介

著者はいしかわゆき(ゆぴ)さん。
現在はライター、ディレクターとしても活躍の幅を広げられています。

本書は、著者がアルバイトや転職経験をして、フリーランスを選んだ理由や、自分らしく生きるために心がけていること、行動などが書かれています。

ゆるいイラストとともに、話し言葉で書いてあるので非常に読みやすい構成になっています。

他の著作

他にも『書く習慣』『聞く習慣』という本も出版されています。

書く習慣の1ヶ月チャレンジにチャレンジしたのですが…挫折。
また始めようと思っています。

また、noteやXでも発信されていますので、ぜひ見てみてください。


1度目にこの本を読んで

きっかけ

数年前に購入した本書。
私が自分のこれまでの生き方について考え直すきっかけをくれました。

本書を買うきっかけとなったのは、こちらの動画です。

フェルミ漫画研究所を聞いていて、たまたま流れてきたのがこちらでした。

今までの本は概要を聞いて、買うことはなかったのですが、この本はなんだか自分の手元に持っておきたいという気持ちになり、書店で購入しました。

背中を押してくれた

この本はいしかわゆきさんがご自身で書かれているように、ポンコツな自分でもいい。と思わせてくれる本です。

当時私は、安定した仕事に就き、周りからは天職だといわれていました。
しかし、本人としては天職だと思いつつも、異動や年度末の度に崩れる体調、通勤距離の長さでストレスが溜まってしまい家事がほとんど出来ない状況に悩んでいました。

今の夫と結婚して、いずれは子どもも欲しいなぁと思っていたのですが、今のままでは子育てどころか自分の生活すらままならないと感じていました。

そんな時に出会った本書。
いしかわさんのように、今の仕事を辞めるメリットとデメリットを書き出して、何度も夫に相談し、悩んで退職する決意をしました。

あの時、背中を押してくれて感謝しています。

自分を変えるには…

自分を変えたいなら「人」「時間」「場所」を変えろ、と言います。

51p

この部分を読んで、思い切って働く場を変えようと思えました。

退職を決めた時、次の転職先は決まっていなかったのですが…仕事が見つからなくても半年は大丈夫なくらいの貯金はある!
パートでもなんでもしながらライター目指そうと決めました。

自分で腹くくって動いたおかげか、学校図書館から公共図書館へと働く場を変えることができたのです。

入院中に再読して

切迫早産ぎみで入院していると、ベッドの上に安静にしている必要があるので、めちゃくちゃ拘束感もあり暇です。

そこで夫に本を持ってきてもらっているのですが…その時に持ってきてもらった本の中に本書が入っていました。

ずっと悩んでるようだから…この本の中にきっとヒントがあるよ。

そう言って渡され、早速再読したのです。

刺さるポイントが変化

「やめなければいつかなんとかなる」と思っているので、あえてやめることはしません。

97p

私は続けることが比較的得意な方だったのですが、悩んでいたり迷っていたりすると、あっちへフラフラこっちへフラフラしてしまいます。

おかげで、取ろうと思っていた資格を2つほど放置したまま1年が過ぎてしまいました。
それに対してずっと罪悪感があったのですが…この言葉を読んで、やめてるわけではないしまた再開すれば大丈夫だと思えました。

読むタイミングによって、刺さる場所が変化していくのも、読書の魅力ですね。

自分の選択に納得

本書を読みながら、私も早寝早起きは苦手だったなぁ。
人に聞きに行くのが苦手だったけど、今の職場は誰かが近くにいるから聞きやすいなぁ。と振り返ることができました。

金銭面だけで前職と現職、状況を判断していましたが、夫婦二人が笑顔で生活できているのは今の環境であると思い出しました。

再読して、今の自分の選択に納得感を覚えました。

自分に寄り添ってくれる本、悩みにヒントを与えてくれる本は、人生に必要だと再認識しました。

人生迷子だという方、自分はなんで人と同じことができないんだろうと悩んでいる方は特に読んでほしい1冊です。

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